「プロ野球選手になることがすべて」は危険
「息子をプロ野球選手にしたいのですが、どんな指導をしたらいいですか」
野球教室や講演会に行くたびに、野球少年の子どもを持つ親御さんから、こんなふうに尋ねられる。
プロ野球選手になれるのは、1年間に100人前後。東大入試に合格するより圧倒的に狭き門だ。これくらいの確率になると、実力はもちろんのこと、運も多分に必要になってくる。そして忘れてはならないのが、プロ野球選手になれたからといって、それがゴールではないということ。プロ野球選手になることだけがすべて、という価値観に縛られるのは