山本昌「時間がないからこそ趣味への“熱”を持ち続けられた」ラジコン王者・広坂正美対談【2/3】

200勝投手であり、全日本選手権4位入賞のラジコンレーサーとしても知られる山本昌さんは、野球でもラジコンでも、「トップクラスになるための方法は基本的に同じである」と考えています。それはいかにして「ちょっとした差」を埋めていくか。昌さんの新刊『笑顔の習慣34〜仕事と趣味と僕と野球』発売を記念して行われた、世界選手権14回優勝という記録を持つラジコン界のレジェンド・広坂正美さんとのスペシャル対談は、さらに熱を帯びていきます。

ラジコン全日本選手権4位入賞・うら話

広坂正美(以下、広坂) 現役時代の昌さんは、オフになるとこの谷田部アリーナ(※)にも来てくれましたよね。
※広坂さんが所属する「ヨコモ」が運営する世界最大級の電動ラジコンカー専門サーキット。茨城県つくば市にある。

山本昌(以下、山本) 年に一度くらいですけどね。ここに来る目的はひとつ。広坂さんの走りを見に来ていたんです。「これが理想の走りなんだ」と再確認して、参考にするために。

広坂 そうだったんですね。

山本 そうそう、谷田部アリーナに来て、ひとつ大きな自信になったことがありました。

広坂 というのは?

山本 メカニック担当者とふたりでここにきて車の調整をしていたんですが、なかなかみんなのタイムに追いつけない。そこで一度、広坂さんに「ぼくの車で走ってください」ってお願いしたんです。

広坂 あったような……。で、ぼくの走りはどうだったんですか?

山本 実は、ぼくのタイムと大差がなかったんです。しかも「よく走っていますよ」と褒めてもらえた。そこで思ったんです。ということは自分の操縦には問題がないんだ。あとはメカニックがしっかりと車を調整してくれれば行けるだろうと。ずいぶん都合のいい考え方かもしれませんけど。

広坂 ははあ。それでどうなったんですか?

山本 名古屋に帰って、メカニック担当者がきっちり車を仕上げてくれました。そこから調子が上がって、日本選手権で4位に入賞できたんです。

広坂 そういう流れがあったんですね。ぼくは当時の昌さんを見ていて、素直にすごいなと思っていました。だってプロ野球選手として結果を出しながら、もう一方のラジコンでもトップクラスと互角に渡り合うんですから。ラジコンのコアユーザーは毎週のようにレースに出ている。でも昌さんがラジコンに長い時間没頭できるのは、オフの数か月だけ。ラジコンに触れている時間は、圧倒的に短いですからね。その中で全日本4位というのは正直すごいなと。

山本 そういっていただけるとうれしいなあ。

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山本 昌

第二の人生は現役時代より忙しい――。50歳でのプロ野球界引退後、現在は野球解説者、コメンテーターとして引っ張りだこの山本昌さん。「マイナス思考の塊だった」という彼の人生を変えたのは、たった1つの習慣だった⁉ 仕事と趣味の2つの視点でセ...もっと読む

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コメント

wantaro3 ちょっとした差ねぇ 3年弱前 replyretweetfavorite

marekingu 老若男女よ趣味を持て! #スマートニュース 3年弱前 replyretweetfavorite

chiruko_t ちょっとした差を埋める。  3年弱前 replyretweetfavorite