週刊文春「カップ焼きそば真昼間の“怪しい湯切り”撮った」
一月下旬。西新井のアパートの一室から、マスクをした男が出てくる。男は警戒するように周りを見ながら、近くのコンビニへと入っていった。
男は会社員A氏(29)。身長百六十五センチ、中肉中背で、顔は俳優の柄本時生に似ている。A氏をよく知る人物はこう証言した。
「彼がコンビニに行く姿はよく目撃されています。本人は気づかれていないと思っているようですが、コンビニの店員には『また同じ人がきた』と思われています。あだ名も付けられているようです」(関係者)
十分後、A氏がコンビニから出てくると、右手にはビニール袋がぶら下げられている。買い物を終えた様子のA氏は足早にアパートに戻っていった。キッチンでA氏は、袋からカップ焼きそばを取り出すと、おもむろにビニールパッケージを剝がし始めた。
「彼のカップ焼きそば好きは界隈では有名です。毎日一度は食べているそうですよ。大っぴらに公言はしていませんが、信頼できる仲間には打ち明けているようです」(同前)
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