社内でムダな嫉妬を買わない方法。相手の立て方を学ぶ【前編】

先日、3ヶ月で業務態度が改善されなければクビだと宣告された瑠雨図(るうず)さん。ずんずん先生のアドバイスで、社内でのコミュニケーションの重要性を理解したものの、ほかに何をすればいいのか検討もつきません。そんな折、同じ部署の先輩がなぜかつらく当たってきて……。

ここは東京、大崎。

駅から直結の巨大タワーオフィスビル、大崎ウエピコゲートタワーにある医療器具メーカー、ウンタラ・サイエンティフィックの内部監査室で、今年26歳の瑠雨図奈乃(るうずなの)さんは今日も懸命に働いていました。

雑に前回までのあらすじを説明するならば、この瑠雨図さん、ちょっと仕事があれでなにで出来なすぎて「このままだとマジクビ」と上司に言われてしまい、3か月以内に業務態度を改善しなければいけなかったのですが……。

瑠雨図さん「改善ってなにするねん……」

と、思わずどす黒いオーラをまといながらオフィスで仕事をしていたのでした。

???「瑠雨図さん、これさ」

と、隣の席の遅井(おそい)さんが話かけてきました。

遅井さんは、35歳ぐらいの男性ですが、瑠雨図さんより経験が長く、それにもかかわらず瑠雨図さんと同じ仕事をしていました。

遅井さん「今瑠雨図さんが送ったメールさ、もともと僕が部長に話通してたやつだよね」

瑠雨図さん「え、あ、はい。フォローアップしようと思ってメール送っておきました」

遅井さん「……ちっ」

瑠雨図さん「!?」

舌打ちすると、遅井さんは何も話さなくなってしまいました。

瑠雨図さん「あ、あの……なにかまずかったでしょうか」

遅井さん「……」

遅井さんはそのまま瑠雨図さんをガン無視です。

瑠雨図さん『な……なんて感じの悪い……。悪かったら悪かったで、何か教えてくれればいいのに……そもそもこういう人が社会に存在していいのか……』

ますますどす黒いオーラを強くする瑠雨図さんなのでした……。



瑠雨図さん「というわけで、隣の席の遅井さんが最悪なんですよ~」

と、ランチタイムに瑠雨図さんが愚痴るのは、ずんずん先生です。

ずんずん先生「人を無視する同僚ね……。よし、そいつの故郷の村を焼こう」

瑠雨図さん「過激!」

ずんずん先生は、前職からCSO(チーフ社内政治オフィサー)に華麗にジョブチェンジして、ウンタラサイエンティフィックに個室オフィスを持っていたのでした。

ずんずん先生「しかし、その同僚があなたに冷たいのはわけがあるわね。わかる?」

瑠雨図さん「え……? 私が若くてかわいいから……?」

ずんずん先生「バカなの? 死ぬの?」

瑠雨図さん「ひどっ! ツイッターなら凍結ものです!」

ふうっとずんずん先生はため息をつきました。

ずんずん先生「まったく……。あなたがオフィスで人望がないのは、そうやって人の気持ちが読めないところがあるからよ」

瑠雨図さん「うぐっ。た、確かに人望はありませんが……」

ずんずん先生「遅井さんはあなたより年上で、あなたと同じ仕事をやってるんでしょ?」

瑠雨図さん「え? そうですね。まったく同じってわけじゃないですけど。基本的に同じですね。それがどうかしたんですか?」

スパーン!

瑠雨図さん「うご!!?」

そこでずんずん先生のハリセンが瑠雨図さんの頭に炸裂しました。

瑠雨図さん「いたっ! なにするんですか!?」

ずんずん先生「そこよ! そこ! そういうところよ!」

瑠雨図さん「えぇ~!? どういうところですか!?」

ずんずん先生「自分より若い人間が自分と同じ仕事していておもしろいと思ってるわけ?」

瑠雨図さん「え……?」

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コメント

nananagai_jp 相手を立てる方法か〜。難しいな〜 1年以上前 replyretweetfavorite

atou_susako こういうの大事 1年以上前 replyretweetfavorite