京都、朝あるき 冬

旬の味覚と漬物に舌鼓。冬の大原で朝市を堪能する!

冬の京都観光。その大きな魅力のひとつとして、市の賑わいがあげられます。出店者とのやりとりや、その場でしか手に入らない地場の特産品。12月なら北野天満宮の終い天神や、東寺の終い弘法といった縁日の市が思い浮かぶところですが・・・今回はちょっと市街から離れて、大原での朝市をご紹介しましょう。京都在住の三人組「ことり会」が単行本『京都、朝あるき』のなかからそっと教える、大原を100倍愉しむその方法とは?

朝市@大原

里山で旬の味覚を知る

「京都~大原、三千院~♪」のメロディで一躍有名となった大原(作詞は永六輔氏! 大原のバス停からほど近い場所には歌碑も立っています)。近年では、Eテレのエコ・ライフスタイル番組『猫のしっぽカエルの手』に登場するベニシアさんの暮らしの場としても脚光を浴び、とくに、香り高く、色鮮やかな赤しその産地として親しまれています。毎年7月には赤しその販売をはじめ、しば漬体験や、しそジュース体験などが大原一円で展開され、9月21~24日は「寂光院(じゃっこういん)しば漬の日」として大いに賑わいます。茄子(なす)と赤しそを塩で漬け込み乳酸発酵させた「しば漬」は、大原が発祥の漬物。すぐき漬、千枚漬と並んで、京都三大漬物とされる伝統食品です。

 そんな大原、桜や紅葉のシーズンに多くの観光客がひしめき合いますが、実は冬こそ狙い目。天然温泉の露天風呂であったまったり、鍋料理に舌鼓を打ったりしながら、冷え冷えと澄んだ空気の中、静寂の世界が味わえます。霞がかる山並み。ひっそりと静まった古刹(こさつ)や庭園。とくに雪に覆われた銀世界は、里山ならではのえも言われぬ風情が漂う景色。平安貴族らの別荘地だった嵐山に対して、都の喧騒や現世の煩わしさから逃れたい皇族や文人、僧侶らの隠れ里だったというのも分かるというもの。

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心静かな「朝京都」の愉しみ。選りすぐりのスポットを四季に分けてたっぷり紹介!

京都、朝あるき

ことり会
扶桑社
2017-10-06

この連載について

初回を読む
京都、朝あるき 冬

山田涼子(ことり会) /辻ヒロミ(ことり会) /江角悠子(ことり会)

心静かな朝京都の愉しみ方を、京都在住女性トリオの「ことり会」がご紹介します。 近年では「朝活」といった言葉が定着し、旅先での朝を気持ちよくすごす提案も増えてきました。寺社仏閣の多い京都の朝は早い。だからこそ、いつもより早起きして朝から...もっと読む

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kotorikai cakesでとの連載の記事が更新されました!! 11ヶ月前 replyretweetfavorite