​28年前の僕へ

まもなく、「ワイングラスのむこう側」が始まって5回目のクリスマスがやってきます。毎年、林伸次さんがカウンターで聞いた、クリスマスにまつわるお話を書く特別版。今年は、林さんご自身が見た、不思議な夢のお話です。あなたは昔の自分に会えたら、どんなことを話したいですか?

28年前の僕へ

いらっしゃいませ。
bar bossaへようこそ。

先日、うちの娘宛に突然こういう手紙が届きました。差出人は「8歳の頃のうちの娘」でして、手紙のタイトルは「20年後の私へ」というものでした。

20年前、妻と娘がある企画展に遊びに行ったとき、そこに「20年後の未来の自分に手紙を書こう」というコーナーがあったそうなんです。そこでうちの娘は20年後の自分に手紙を書いたのだけど、完全にそんなこと忘れてしまっていて、それが先日、突然、届いたというわけなんです。

うちの娘、「ええ? どんなこと書いたんだろう。不安だなあ」とかなんとか言いながら開封したのですが、書いてあったことは「20年後の私はお花屋さんをやってますか?」といったことらしくて、「そうかあ、8歳の女の子だとそのくらいのことを書くんだなあ」なんて感じで、みんなで笑いました。

タイムカプセルって恥ずかしいですよね。でも、若い頃は大きい希望や夢を持っていたんだってわかると、「よーし、じゃあやっぱりがんばろう」なんて思い直したりすることもあったりします。

そんな話を日曜の夜に妻とワインを飲みながら話したからでしょうか、その夜、僕はこんな夢を見ました。

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ワイングラスのむこう側

林伸次

東京・渋谷で16年、カウンターの向こうからバーに集う人たちの姿を見つめてきた、ワインバー「bar bossa(バールボッサ)」の店主・林伸次さん。バーを舞台に交差する人間模様。バーだから漏らしてしまう本音。ずっとカウンターに立ち続けて...もっと読む

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コメント

natsukok89 心あったまるお話。私だったら、10年前の自分になんて声を掛けるだろうか。 28年前の僕へ|林伸次 @bar_bossa | 12ヶ月前 replyretweetfavorite

t_take_uchi 28年前の僕へ|林伸次 @bar_bossa | 12ヶ月前 replyretweetfavorite

nekoko24 28年前の僕へ|林伸次 @bar_bossa | 12ヶ月前 replyretweetfavorite

Tktk9252 28年前の僕へ|林伸次 @bar_bossa | 12ヶ月前 replyretweetfavorite