干せば甘みも弾力もアップ! 冬の華やぎ、赤カブの酢漬け。

冬になると出回る、赤カブや赤大根。これはもう、酢漬けにするのが一番です。酢の力を借りると、鮮やかな赤みが全体に広がって、なんとも美しい仕上がりに。料理の皿に赤みがあると、沈みがちな冬の食卓もぐっと華やかになるというもの。菜の花のオイル蒸しと、粕汁を添えたら、思いがけずクリスマスカラーの一品に。

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八方美人の底力

 みなさまこんにちは。いよいよ年も押し迫ってまいりました。我が近所の商店街もクリスマスのイルミネーションでキラッキラです。でもこの歳になると正直、クリスマスにどう向き合っていいのかわかりません。というか、向き合おうという意欲も全くない自分に気づく……。

 というわけで、ケーキも食べずチキンも食べず、今日も地味ないつもの飯を喜んで食べております!

 さて本日のお題は「カブ」です。

 先週、「冬の激安野菜御三家」(ダイコン、ネギ、ハクサイ)をご紹介しましたが、その選には惜しくも漏れたものの、寒い時期に外せない野菜の一つが「カブ」。
 私の中では、カブは「上品なダイコン」というイメージです。店先に「どーん」「ゴロゴロ」と並ぶダイコンと比べると、カブは可愛く小ぶりで、コロリンコと丸く、なんとも控えめなお嬢様という感じがします。
 で、実際に料理をしても、煮れば大根よりはるかに短時間でスッと柔らかくなるし、生で食べてもやはり柔らかく、大根のような辛味も苦味もなくてほのかに甘い。「苦労知らずの箱入り娘」という印象は強まるばかり。

 もちろんそれこそがカブの魅力なんですが、個人的には、この八方美人ぶりというか、誰にでも好かれる感じがどうも物足りなく思ったりするのでした。
 なんかもうちょっとね、個性というか、パンチがないと所詮は「いい人」どまりというか、好きは好きなんだけど「いやもうホントに大好きだ~!」というところに行かないというか・・いやカブにとっちゃあ大きなお世話でしょうが、でもなんかこう、本当はもっとポテンシャルがあるヤツのような気がしてならなかったのです。

 ということで、こういう時の必殺技「干す」という手段に打って出たのでした。

 まあ干すと言っても、買ってきた赤カブをそのままベランダにゴロンとほったらかしていただけですが……。数日たってシワシワになってきたところでおもむろにスライス。塩で揉み、しんなりしてきたら上から酢をジャーとかける。しばらく放置すると「赤カブ漬け」の出来上がりです。

 うーん……。やっぱり!!

 これぞカブの底力!

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アフロえみ子の「自由メシ!」

稲垣えみ子

アフロで無職で独身の、稲垣えみ子53歳。朝日新聞退社後、激変したのは食生活。メシ、汁、漬物を基本に作る毎日のごはんは、超低予算ながら、本人はいたって満足。冷蔵庫なし、ガスコンロは一口、それでもできる献立とは!? レシピ本不要、作り置き...もっと読む

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