坐禅体験@建仁寺塔頭 両足院
自然と共に身体感覚を旅する
華やかな繁華街・祇園の南側にありながら、ここは静寂が広がる特別な空間。建仁寺は1202(建仁2)年、栄西禅師(ようさいぜんじ)により建立されたお寺で、敷地内は建物がゆったりと配置され、のんびり観光できるのが良いところ。畳108枚分もの天井画「双龍図」や俵屋宗達(たわらやそうたつ)の「風神雷神図屏風(複製)」など、見どころは多々ありますが、とくにおすすめしたいのが重要文化財・方丈(ほうじょう)の潮音庭(ちょうおんてい)。四方向から眺められる枯山水の庭で、季節や時間帯によってもさまざまな表情を見せてくれます。
このほか建仁寺には15 余りの塔頭(たっちゅう)が点在し、その中のひとつ、両足院(りょうそくいん)は庭の半夏生(はんげしょう)が美しいことで知られています。初夏と冬にだけ特別公開されますが、実は年間を通じ写経や坐禅などが体験できる機会を設けており、参加者は普段は非公開の寺内でそれらを体験することができるのです。
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