せっかく作った料理に、塩やしょうゆをかけられたときは。

素材の味を生かし、健康のことも考えてつくった料理に、無慈悲にも塩やしょうゆをかけられてイラっとした……という経験がある人は少なくないのではないでしょうか。人気料理家の高木ゑみさんは、「家族でも、好みは違って当然」と言います。好評発売中の高木ゑみさんの『やる気の続く台所習慣40』から、味つけについておおらかに捉えるためのちょっとしたコツ、考え方を教えてもらいました。

家族でも、好みはそれぞれ。自分の味を押しつけすぎない。

家族が外食の濃い味に慣れており、家で作った料理の味つけが薄いと言われてしまって、とても複雑な気持ちになることはありませんか。

私はとっても薄味な母の料理で育ってきたので、私が作る家のご飯も、けっこう薄めの味つけです。

ホームパーティーでお酒を飲むときのおつまみは少し濃いめに作ったりしますが、家のご飯は、あくまで日々のご飯。あれこれ凝った味つけなどは必要なく、健康のことも考えて、質素でシンプルなもので十分だと思っています。

昔、レストランの厨房で働いていたときに、私が作ったパスタをお客様が召し上がって、「黒コショウをちょうだい」と言われたことがあります。

そのパスタには鶏肉とグリーンアスパラが入っていて、柚子胡椒風味のさっぱりした味つけだったので、黒コショウは合わないなぁと思いながらも、お客様のご要望どおりにお渡しました。

そして、ガリガリとコショウを削り、「うーん! やっぱり入れたほうがウマい!」とお客様が笑顔になられたとき、私は「あぁ、よかったぁ!」と素直に思えたのです。

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やる気の続く台所習慣40

高木 ゑみ

献立作り、買い物、調理、後片付け、掃除……。「面倒くさい」「楽しくない」と感じながらも、それでも毎日やってくる【台所しごと】。そんな台所で「毎日のやる気が続く簡単なコツ」を超人気料理家が伝授します。手際やセンスは不要! 誰でも、今日か...もっと読む

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コメント

bus_gasbusgas 全くもって同感なんだけど、ただ、一口食べてからにはしてほしいよね。それ以降は自由だと思う。 3年弱前 replyretweetfavorite