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「ポリアモリーって、性病もってそう」
インターネットで、見知らぬ人からそんなふうに言われたことがあります。
「複数の人と性愛関係をもつ」というところから、誰とでもセックスをするようなイメージ、性的なリテラシーが低いイメージがあるのでしょうか。
今回は、性病やHIVへの感染を予防することや、感染していないか検査することの重要性について、お伝えしていきたいと思います。
12月1日におこなったHIV検査
突然ですが、12月1日は何の日か知っていますか?
この日は、世界エイズデー。東京では、人々のHIVやエイズへの関心を高めて感染拡大の抑止をはかる「TOKYO AIDS WEEKS 2017」が開催されていました。
私は、この機会にHIV検査イベントを開催しました。保健所が無料・匿名でおこなっているHIV検査を参加者たちと一緒に受け、その後の交流会のなかで、HIVや性病の検査について話したり、性や恋愛の悩みをシェアしたりするといったイベントです。
一緒にイベントを運営してくれたのは、卜沢彩子さん。彼女とは、SEX and the LIVE!!というプロジェクトでともに活動しています。SEX and the LIVE!!とは、誰もが性と生に向き合える社会を目指して、性について等身大で本音で語ることで語りを巻き起こすプロジェクトです。 心身の健康、恋愛・コミュニケーション、パートナーシップなどの身近なトピックからセクシャリティ、多様性まで幅広く取り扱い、性を語れる文化や発信できるプラットフォームを作っています。
イベントには、私のパートナーの一人であるGさんも一緒に参加してくれました。Gさんと私はお付き合いを始めた時にも、お互いにHIVや性病の検査を受けて結果を確認しあっています。
他にも、HIV検査は初めてという人、病院で性病検査を受けた経験がある人など、さまざまな参加者が私のイベントに集まってくれました。
「不特定多数」とセックスしているわけではない
HIVや性病と、不特定多数の人とのセックスとは、結び付けられて語られることが多いように感じます。
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