
相手の気持ちを見分ける「サイン」を見逃さない
これは104ページ(過去回:「リラックスした姿勢」「歯を見せる笑い」が相手の心を開く)でも紹介した手法ですが、少し慣れてきたら、相手の心理状態を判断する場合の材料に使ってください。
◎ネガティブなサイン
・手を隠している(緊張している、ガードしている気持ちが強い)
・腕を組んでいる(あまりあなたの話に乗り気ではない)
・身体を店の出口に向けている(そろそろ帰りたい)
・身体が斜めに傾いたり、イスに深くもたれたり寄りかかる(あなたに興味がない)
・並んで座るとき、間に荷物を置く(自分をガードしようとしている、距離を取りたい)
・コツコツとテーブルを叩き続けている(そろそろ飽きてきた)
・口角のどちらかだけ上げて笑う(作り笑い)
・自分の身体のあちこちをしきりに触る(気持ちが萎縮している、拒否反応)
・口元、顔のまわりを触る(噓をついている自分をなだめている)
これらはすべてネガティブなサインです。
◎ポジティブなサイン
・歯が少し見える程度に口を開くゆっくりした動作が多い(リラックスして好感を抱いている)
・あなたのほうに身体を向けている
・よく話にうなずき、そのとき顔や身体が上下に動く
・瞳孔が少し開く
・左右対称に口角が上がり、目尻にシワを寄せて笑う
・質問が多い
・視線を合わせてくる回数が多い
・褒める回数が多い
「行動」と「心理」が非常に密接に関連していることは、言うまでもありませんが、これらはすべて「あなたに興味をもっている」「あなたの話が面白い」「あなたに好意をもっている」というサインです。
相手の「行動」「しぐさ」をコントロールして気持ちを動かす
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