なんと大人っぽい味。冬野菜の激安御三家で作る「ホワイト鍋」

鍋のいいところはなんと言っても「自由」だということ。具も味付けも、決まりはない。 湯の中に好きなものをどんどこ入れて、その湯に味噌やしょうゆで適当に塩味をつけて食べるだけ。そこで思いつきの「ホワイト鍋」を作ってみたら、晩酌の楽しみがいや増す、大人の味になりました。『もうレシピ本はいらない 人生を変える最強の食卓』では、冬野菜の激安御三家の食べ方いろいろも載ってます。

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冬野菜はみんな真っ白

 みなさまこんにちは。いやー寒いですね! 凍える空気の中、白い息を吐きながら近所のぐらぐら煮える銭湯へ行く楽しさといったらありません。ノー暖房で迎える冬も7回目になればこの心境です。あくまで前向きに生きております。

 というわけで当然、今宵も鍋で晩酌です!

 こうして毎日のように鍋を食べるようになって改めて実感するのは、鍋のいいところはなんと言っても「自由」だということであります。

 具も味付けも、決まりなんてありゃしない。
湯の中に好きなものをどんどこ入れて、その湯に味噌やしょうゆで適当に塩味をつけてスープごと食べればいいのです。あるいはスープには味をつけず。各々が自分の取り皿でポン酢やゴマだれやしょうゆをつけて食べてもいい。
 だって具は所詮、全部食べられるものばかりですからね! ただ火を通し、塩味をつければ十分うまい。原始人もそうやって生きてきた(はず)。いずれにしても、失敗した鍋なんて聞いたことありません。料理なんてこんなもんでいいんだと、鍋を食べるたびにニヤニヤしてしまう。
 だから、思いついたらなんでもやってしまいます。で、「なかなかいけるじゃないか!」と自画自賛。一人ウッシッシと喜んでいるのであります。

 で、先週はサツマイモを使った「稲垣流さつま汁」をご紹介しました。
 さらに寒くなってきた今週は、雪景色をイメージした「ホワイト鍋」です!

 ……というネーミングは今適当に考えました(笑)。
 でもね、これがなかなかのヒットだったので是非ご紹介したく。

 思いつきのきっかけは、いつものように残った冬野菜をベランダのザルに並べて干していたときのこと。

 うーん……真っ白だ。

 いやね、こうして並べてみると、冬野菜ってやたらと白いんですよ。特に先日発売させていただきました拙著「もうレシピ本はいらない」の中で強く推奨した「冬野菜の激安御三家」(大根、白菜、ネギ)を改めて眺めてみれば、あらまあ全部白いじゃないの!
 しかもこれすべて、鍋に入れたら絶品の具ばかり。
 ってことはですね、あえて白いものづくしで白い鍋にしたら、激安とは思えぬオシャレで美味しい鍋になるんじゃないかと思ったのです。
 で、せっかくだから他の具も白で揃えてしまう。エノキ。豆腐。湯葉。
 完璧じゃないか!

 さらに忘れちゃいけない。
 白といえば……そう酒粕です!

 具が激安な分、酒粕を贅沢にたっぷり入れて「酒粕鍋」にすれば、よりホワイトになるばかりかポカポカと温まる度合いも格段にアップするはず。でも酒粕だけじゃ塩味がないので味噌も入れよう。いやしかし、待てよ。味噌を入れすぎるとせっかくのホワイトが茶色くなっちゃうな……。

 で、思いついたのが柚子胡椒!
 柚子胡椒って、ピリリとした辛味だけでなく、かなりしょっぱい。なので少々たっぷりめに入れたら適度な塩味がつくんじゃなかろうか。想像すると、あの独特の爽やかな辛味が、濃厚な酒粕や、甘みのある冬野菜ともいい感じでマッチしそうです。

あまりにも大人っぽい味

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稲垣えみ子

アフロで無職で独身の、稲垣えみ子53歳。朝日新聞退社後、激変したのは食生活。メシ、汁、漬物を基本に作る毎日のごはんは、超低予算ながら、本人はいたって満足。冷蔵庫なし、ガスコンロは一口、それでもできる献立とは!? レシピ本不要、作り置き...もっと読む

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