苦手の克服なんかに時間を使うのはもったいない

独自の価値観に基づく恋愛論で支持を集めるエッセイストの下田美咲さん。11月16日に、書き下ろし最新刊『私に都合のいい人生をつくる』が発売されました。この発売を記念して、これまでcakesでは語られなかった「仕事観」「お金観」についてを一部特別公開します! 第三回目のテーマは「苦手の克服」。苦手の克服は時間のムダ、自身の苦手はすべて放置していると語る下田さん。その理由とは?

苦手なことがあるなら、それが登場しない人生を考える

苦手の克服はしないことに決めている。だから本当に一つも克服していない。苦手なことは苦手なまんま、ずっと放置している。

私は人と比べても、苦手なことが多いほうだと思う。

でも、その作業をする機会が人生に登場しなければ、そのことは問題にならない。だから、その作業を登場させないやり方を考えるようにしている。それが業務に入ってこないことだけを仕事に選ぶようにしたり、苦手なところは人に任せたりする。どうしてもやる必要があるときは、いくらでも人の力を借りて、自分が苦戦しないで乗り越えられるような裏技を手配する。

私は13歳から23歳までモデルをやっていたけれど、撮影で笑顔を作るのが苦手だった。10年間もやっていたのに、結局いまだに作れない。

何かこだわりがあって、やりたくないのではない。本当にできない。ただ単にその技術がない。数学が苦手とか、暗記が苦手とかと同じで、やる気の問題ではなく、持っている脳と作業との相性が悪いというか、どうすると「3・2・1」のカウントで突然にいい感じの笑顔を作れるのかが、いくら考えてもわからなかった。

笑顔を避けていても、のらりくらりおこづかい稼ぎ程度のモデル業はできたけれど、モデルという職業に就いて上を目指すのであれば、笑顔の技術は必須だ。

ならば、モデルにならなければいい話だ。モデルを仕事にしなければ、笑顔が作れないことは私の人生で問題にならない。

どうしてもというときは人の力を借りまくる

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私に都合のいい人生をつくる

下田美咲

独自の価値観をベースにした恋愛論で支持を集めるエッセイストの下田美咲さん。11月16日に、書き下ろし最新刊『私に都合のいい人生をつくる』が発売されました。この発売を記念して、これまでcakesでは語られなかった「仕事観」「お金観」につ...もっと読む

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