復讐手帖

人妻同僚とW不倫!SNSにエロくてエグい私の知らない夫が<前編>

20代で職場結婚後、妊娠を期に退職したミエコさん(45歳)。20年たって夫はミエコさんも知っている同期の既婚女性と不倫していた。どうやら彼女は昔から夫のことが好きだったらしい。結婚したミエコさんが疎ましかったのか、今になってこんな形で奪うつもりなのか……行き場を失った女の想いが向かう果てを描いた『復讐手帖』をcakesで特別連載!

憎悪を超えた、独占欲とプライドの戦い

男ひとりを挟んで、女性ふたりが「相手を敵」とみなすと、ドロ沼の騒動が続くことになる。
妻から見ても、恋人から見ても、もはやそれは愛情ゆえの憎悪ではなく、独占欲とプライドの戦いになっていく。


【 人妻とのSNSにエロくてエグい、私の知らない夫が…… 】

相手も既婚者だからこそ、心底腹が立ったと語るのはミエコさん(45歳)。目鼻立ちの整った、とてもきれいな人である。その端正な顔が歪んでいる。
結婚して20年、高校生と中学生のふたりの娘がいて、ふたりとも「パパ大好き」なのだという。それがゆえにミエコさんの苦悩は深い。
夫の浮気が発覚したのは、今から3年前のこと。その時点ですでに2年近くつきあっていたことがわかっている。
「相手は夫の同僚です。私も実は夫とは職場結婚なので、彼女のことを知っているんです。タカエというんですけど、同期ですから」
ミエコさんの夫は、入社20年近くたって、同期の女性となぜか急接近したらしい。ミエコさんは出産と同時に退職した。近くに保育園もなく、両親も遠方に住んでいるためだ。
「タカエは東京にご両親がいるから、親の援助も受けて子どもを育てながら仕事も続けた。それだけでも羨ましい。夫がどうしてタカエと関係をもったのか……」
それまで部署が違っていたのだが、あるとき夫とタカエさんが同じ部署で仕事をするようになった。それが発端らしい。
「噂では、タカエはもともと夫のことが好きだったみたい。私は全然そんなことは知らなかったけど、共通の友人によれば、入社当時、そんなことを言っていたらしいです。だから結婚した私を憎んでいたのかも。いつか奪ってやろうと思っていたのかなとも思うんです」

女同士、どこか反目しあう素地があっての夫の不倫。これは火花が散るだろうと想像がつく。
「わかったのは夫のスマホから。ふたりのSNSのやりとりを見たんです。夫の様子がなんだかおかしかったから」
外泊するわけでもなく、週末出かけるわけでもない夫なのに、いつの頃からか「何かがおかしい」と感じられるようになったのだという。
「うちの夫はあまり家でだらだらするタイプじゃないんですよね。週末はよく家族にごはんを作ってくれたり、娘たちと映画を観にいったりしてた。それがあるときから、ふっと見るとぼんやりしていたり、口数が少なくなっていたり。具合が悪いんじゃないかと本気で心配していたんです。それで夜中に夫のスマホを見てみたの」

夫と相手とのエロメールの画面をすべて撮影して保存パスワードはミエコさんの誕生日だと知っていたので、ロックはすぐに解除できた。だがそこで見たのは、今までの愛妻家で家族思いの夫とはまったく違う顔だった。
「彼女とのやりとりはエロくてエグくて、私の知らない夫でした。思わずスマホを取り落とすくらいショックを受けた。夫をこんなふうにしたのはタカエだと思ったら、アタマにきてしまって」

夫とタカエさんとのやりとりは、その画面を全てスマホで写真を撮った。吐きそうになりながらの作業だったという。
「タカエが会社にいられなくなるようにしてやりたいと思ったけど、下手すると夫も会社にいられなくなる。そこがつらいところでした。しかたがないので、タカエの夫に連絡をとることにしたんです」

住所がわかったので手紙を書こうと思ったが、タカエさんに見られる可能性も高い。ミエコさんは、ある日曜日、友だちに会うと言ってタカエさんの家まで出かけた。彼女の夫が出てくるのを待ったのである。

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

この連載について

初回を読む
復讐手帖

亀山早苗

別れた男、不倫相手、夫……。男の裏切り、心変わり、嘘の塗り重ねに、行き場を失った女性たちの想いが”復讐”という形で狂気に変わっていく。独身男女の愛がこじれたとき、夫の不倫を知ってしまったとき、自分自身の不倫の末……など、実際にあった復...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード