本を黙読しているとき、頭の中で声を出して読む感覚がするのはなぜ?

脳が重い人は頭がいい、脳の皺が深いほど賢い……なんて俗説が時たま語られますが、果たしてそれは本当なのでしょうか? 現存する有名人の脳の重さや見かけからその謎を徹底分析。なぜ言語障害は右半身麻痺に多いのか? 先天的に両腕のない人の脳地図はどうなっているのか? などなど脳と身体の関係にも迫ります。続々重版で話題の『カラダはすごい!』から、医療小説の奇才・久坂部羊センセイが脳の秘密を紹介します!

「脳」と「頭のよさ」の関係

神経系とは、人体をコントロールするシステムです。

神経は大きく分けて、「中枢神経」と「末梢神経」に分類されます。

中枢神経は身体をコントロールする中心で、「脳」と「脊髄」に分けられます。

脳は「大脳」「小脳」「脳幹」に分かれます。

大脳は「新皮質」「古皮質・原皮質」からなり、新皮質は「前頭葉」「頭頂葉」「側頭葉」「後頭葉」に区分され、脳幹は「間脳」「中脳」「橋」「延髄」に分けられ、ほかにも「脳室」「嗅脳」「帯状回」「前交連」「後交連」「海馬」「脳下垂体」「視床」「視床下部」など、分類と名称がうんざりするほどあり、たいていの医学生は、脳神経解剖の講義で、脳が煮詰まります。

脳について多くの人が関心を寄せるのは、脳と頭のよさの関係でしょう。すなわち、脳が重いほど、あるいは皺が多いほど、頭がいいのかということ。

人間の脳は、成人で1200~1600g。体重の約2~2・5%を占めます。有名人の脳は保存されていることがあり、手元の資料によれば《表‒5》のようになっています。

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カラダはすごい! モーツァルトとレクター博士の医学講座

久坂部 羊

ようこそ、ミステリアスな医療の世界へ――。本講座では、モーツァルト、レクター博士、手塚治虫、ドストエフスキー、芥川龍之介、ゴッホ、デビットボウイなど、文学や映画、芸術を切り口に人体の不思議を紐解いてゆきます。脳ミソを喰われても痛くない...もっと読む

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コメント

moonenori 黙読時の脳内再生、確かにある  https://t.co/705mXkDC3a 6ヶ月前 replyretweetfavorite

elba_isola |久坂部 羊|カラダはすごい! モーツァルトとレクター博士の医学講座 すっごい参考になる。左側=言語系と覚えておこう。左の脳梗塞は失語とか起きやすいのね。脳って奥深い。 https://t.co/VXrXpHzdXP 6ヶ月前 replyretweetfavorite

hiro_practice 自己認識力の極み 「後頭部に違和感がある。死後、脳を調べるように」南方熊楠 久坂部 羊| 6ヶ月前 replyretweetfavorite

atruth_jp それをやめて画像認識するのが速読方の一種 6ヶ月前 replyretweetfavorite