味つけは「数字」よりも「比率」で覚える。
「その場にある材料と調味料で、何もレシピを見ず、手早く料理を作れる人が本当の料理上手」とよく言われます。
そういう方には、料理のセンスがあるのは確かです。プロの料理人は、素材に応じて分量や配分を微妙に変え、よりおいしいお料理を作ることができます。
しかし、もしもお料理の「感覚」に自信がないならば、むしろレシピを大切にしたほうがいいと思います。
もともとレシピというのは、料理がおいしく仕上がるように、適した調味料の分量と適した手順でつくられています。特にドレッシングやお菓子は、レシピがあることにより「安定した味」となるため、どんなにベテランの料理人でも、きっちり分量を守らなくてはなりません。
ただし、毎日の料理のたびにレシピ本を開いたり、料理サイトを検索するのでは、時間も手間もかかってしまいますよね。
「レシピを検索しないと料理ができない」「レシピを見ないと料理が作れない」とモヤモヤしている方は、まずは「基本的な味つけの比率」を覚える(または簡単にメモをして、その比率をいつでも見られるようにしておく)のが一番かもしれません。
cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。