山田純(クアルコム日本法人)vol.3 ハローワーク通いから、外資系企業の社長に

アメリカのベンチャー企業の日本法人として立ち上げた会社がつぶれ、40歳で路頭に迷った山田純さん。まずはハローワークで就職活動をします。一瞬「英語の先生」という可能性も開けたけれど、通信事業の世界的企業クアルコムに入社することに。しかし、当時のクアルコムは通信業界で評判が悪く、山田さんはある奇策を講じます。

「山田さんは何ができるの?」「英語ができます」で、視界が開けた

藤野 立ち上げたベンチャー企業がつぶれてしまった後、山田さんはハローワークに通ってたんですか!

山田 はい。ちゃんと担当の方と面談して、求職活動していました。会社が潰れたとはいえ、役員クラスは自己都合退社になるので、3ヶ月間は失業手当が出ないんですよね。だから、その3ヶ月はハローワークに通って、ちゃんと求職活動しましたというハンコをもらっていました。

藤野 いやあ、窓口の人もびっくりだったんじゃないですか、山田さんみたいな人が来たら。

山田 大学もいいところを出ていて、大企業に勤めていたのに、こんな年齢で求職活動してるなんて、何か人間的に問題があるんじゃないですか、と訝しげに見られました(笑)。当時は今ほど失業問題も取り沙汰されていなかったし、景気も良かったですからね。
 当時のことで心に残ってるのは、「山田さんは何ができるの」と聞かれたことです。

藤野 ほう。

山田 そりゃ聞きますよね。僕も逆の立場だったら、職業を斡旋するために、何ができるのか知っておきたいです。それは、松下通信工業に勤めていたとか、海外のベンチャー企業で事業部長をやっていたとかそういうことではなく、具体的に何のスキルがあるのか、ということなんです。

藤野 それを聞かれたら困ってしまうサラリーマンは、たくさんいそうですね(笑)。山田さんはなんて答えたんですか?

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コメント

fuishii トップの判断が遅いこと=最大のリスク、ってことですね。★ 5年弱前 replyretweetfavorite

Fumiaki_Ishii トップの判断が遅いこと=最大のリスク、ってことですね。★ 約5年前 replyretweetfavorite

sadaaki クアルコム日本法人社長の 約5年前 replyretweetfavorite

yaiask .@masanorkさんにツイートしていただいたおかげか、昨日ケイクスで一番読まれてました。感謝ということで13:27まで無料 → 約5年前 replyretweetfavorite