できないこと」ではなく、「やらないこと」がカッコ悪いこと!

芦田愛菜ちゃん、鈴木梨央ちゃん、寺田心くんなど、子役タレント事務所・ジョビィキッズに所属する子供たちも、入ったときは普通の子と変わりありません。タレントを目指す子ばかりでもないのです。でも、いつのまにか一人一人「努力すること」をカラダで覚えていきます。すべては小さな積み重ねです。さて、いったいどんな取り組みがそこにはあるのでしょう? 親の役目とは、どんなことなんでしょうか?
ーーNo.1子役タレント事務所・ジョビィキッズの子育てメソッドが詰まった『わが子のやる気の育て方』を、cakesで特別連載!

勉強でもスポーツでもなんでもそうですが、親の期待通りに子供ができないとなると、子供以上に親御さんのほうががっかりされるケースが多いようです。自分のことのように落ち込んで、「うちの子はあれもできない、これもできない」と溜め息をついたりして……。ジョビィキッズのレッスンでも、「うちの子、だめなんです。またできなくて」などなど……。

できないことは「だめなこと」「カッコ悪いこと」なんでしょうか?

長年、子供たちと一緒に切磋琢磨してきた私たちにとって、それはとっても残念な 思い込みです。「できない」ことは「カッコ悪い」ことではなく、「今、できない」というだけで、それは「もっとできる」「もっと素敵になる」という無限の可能性なんじゃないかと思うのです。私たちが子供たちに接するうえで大切にしているのも、「できる・できない」ではなく、何ごとにも全力投球し、自分を高めようとする気持ち。今できなくても、その子なりに一生懸命頑張っていれば、まずはその姿勢を認めて、全力で応援していきます。つまり、「やるか・やらないか」なのです。

あらゆる習い事やオーディション、受験勉強でも、合否や勝ち負けはさておき、全力でぶつかることは本当に大事です。たとえ望み通りの結果が出なくとも、「やりきった!」という満足感は何物にも代えられないもの。のちの子供たちの記憶に残り、「努力をする」きっかけづくりになるのです。このことは、私たちが日々、子供たちから教えてもらっていることでもあるんです。だから、結果ではなく、できる限り、その過程を見ていきたいし、そうしているつもりです。

身近な例でいえば、小学校の運動会にもそういう側面がある気がします。子供にとって年に一度の運動会は、身も心も熱くなる学校生活の一大イベント。赤、白、青などの各組に分かれて戦う綱引きや100メートル走、応援合戦は、どれも真剣勝負です。この日のために練習を重ねた創作ダンスでも、指先まで神経を行き渡らせた子供たちの演技と表情は真剣そのもので、そのひたむきさに見ている親たちは胸を熱くします。

練習から本番まで、期間にすればほんの数週間の取り組みでも、仲間と力を合わせ、全力でぶつかった成果がそこにはあり、それが人を感動させるのだと思います。

私たちが合宿で行うダンス対戦も、この運動会に近いかもしれません。合宿では約10名ずつ12のチームを組んで競います。初日は、難しくできないと決めつけ、寝たふりをしたり、ふてくされて「やらない」と言う子もいます。その傍らで、できなくても懸命に努力をしている子もいます 。

団体賞は3位まで。同じ土俵で順位がつくとなると誰しも上位に入りたくなるもの。ほかのチームと差がついてくると、最初グダグダしていた子たちも、「まずい!」という顔になって、焦って練習を始めます。やがて各チームの練習は熱を帯び、先生方が見ていない場面でも自分たちで教え合い、2日目、3日目には目の色も顔つきも、 別人のように変化しています。

そして最終日の結果発表では、3日前までふざけたり、ふてくされていた子が、両手を合わせて祈っているんです。「神様、なんとか自分たちに賞をください!」と。 きっと、「頑張った」という思いがその子なりにあるからでしょう。ましてや、努力が実って賞を獲ったチームの喜びようはもう、尋常ではありません。後から、夜も寝る時間を削って踊りを合わせた子たちがいたと聞いて、その情熱にも胸が熱くなりました。「全力でぶつかるって、苦しいけど気持ちいい」。そんな思いを胸に刻んだ子供たちは、「自分はもっとできる!」という強い確信を得て、ひと回りもふた回りも大きくなります。

「できないこと」なんて気にしなくていいのです。むしろ、「やらないこと」こそ、カッコ悪いこと。「やってみよう」とする心を育てることが、親の役目なのです。

子供たちの"がんばり"には、ちゃんと理由がある!

わが子のやる気の育て方

ジョビィキッズ
マガジンハウス
2017-09-29

この連載について

わが子のやる気の育て方

ジョビィキッズ

芦田愛菜ちゃん、鈴木梨央ちゃん、寺田心くんたちが所属! 過去2万人以上の子供たちに接し、所属する子供たちのサポートに徹してきた子役タレント事務所・ジョビィキッズが、子育て中のパパ・ママを応援するために、やる気、自信、素直な心、折れない...もっと読む

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コメント

moxcha "今、できない"だけという考えは非常に重要だと思う。しかし運動会と合宿の下りは受け付けないわ。 3年弱前 replyretweetfavorite

ikutsubu まったくその通り。こどもだけじゃなく、オトナも同じだ 3年弱前 replyretweetfavorite

booksmagazine 芦田愛菜ちゃん所属の子役タレント事務所→ジョビィキッズの「わが子のやる気の育て方」、cakesにて連載スタート! 子育て中のみなさん、どうぞご覧ください! https://t.co/vsVwERoC1r #ジョビィキッズ… https://t.co/ePNv4hgDzJ 3年弱前 replyretweetfavorite