なんで勉強しないといけないの?」の答えを見つけてくれた学術書

京大院生の書店スタッフが「正直、これ読んだら人生狂っちゃうよね」と思う名著を選んでみた。28作目は、竹端寛の『枠組み外しの旅「個性化」が変える福祉社会』。この本を読むと、結局、「勉強すること」がいちばん自由になれる方法なんだ、っていうことに気づける。【重版3刷決定!】『人生を狂わす名著50』より特別連載。作家、有川浩も推薦! →公開は毎週木・金です。

どうせ変わりっこない、なんて本当は思いたくないあなたへ

28/50『枠組み外しの旅「個性化」が変える福祉社会』竹端寛
(青灯社)初出2012

勉強なんて意味がない VS 勉強したら何かが変わる

「しゃーない」って諦めてしまうところをきちんと「越えて」いく元気が出る学術書。#社会学の学術書 #でも社会学に興味のない人もおもしろく読めます! #諦めを越えてどうすれば自分を変えられるか #「ダイエットしたいけどできない」その理由を知りたい人は読んで! #「学びって何?」←これに答えられるようになりたいあなたにおすすめ


「なんで勉強しないといけないの?」

 こう聞かれたら、あなたはどう答えますか?
 なんで勉強しないといけないんでしょうね。円周率とか元素記号とか古文単語とか、何の役に立つんでしょうね。
—この問いに対していろんな回答があると思いますが、今回紹介する『枠組み外しの旅』の作者である竹端先生なら、きっとこう答えるんじゃないかなぁ、と思います。

「しゃーないって諦めずに、自分や世界を変えるため」。

 もちろんお聞きしたことはないので私の勝手な妄想なのですが、この本は確実にそう語りかけてきます。

「思い込みの枠」から「いかに自由になっていけるのか?」について書かれた本

 竹端先生は、福祉社会学や障害者福祉政策について研究されている方。この本も一見福祉社会学の専門書なんですよね。なんですけど、福祉社会学そのものに興味がなくても、おもしろい本なんです。
 というのも、

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三宅香帆

『人生を狂わす名著50』(ライツ社刊)著者、三宅香帆による文学レポート。  ふと「いまの文学の流行りをレポート」みたいな内容を書いてみようかなと思い立ちました! なんとなく、音楽や映画だと「ナタリー」みたいな流行をまとめる記事っ...もっと読む

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コメント

tjmlab 「しゃーないって諦めずに、自分や世界を変えるため」 ふむ https://t.co/DWk9S2vMvo 1年以上前 replyretweetfavorite

m3_myk ▶︎cakes連載更新です。 竹端寛さんの『枠組み外しの旅』をご紹介してます! 1年以上前 replyretweetfavorite