安藤忠雄「目標を持って、自分に何ができるか、社会に何ができるかを考え続けている状態が青春だ」

いま、六本木の国立新美術館で開催されている「安藤忠雄展 –挑戦−」。稀代の建築家がつくる建築にはどんな美しさが宿っているのでしょうか。後編は、建築とは何か、未だに探し続ける安藤さんの眼差しを追います。
美術、写真、文学、建築などのテーマについて作家活動を続けるアートコンシェルジュの山内宏泰さんが、その「美しさ」を探ります。

 物量、スケールともに飛び抜けた展覧会。それが開催中の「安藤忠雄展 −−挑戦−−」だ。


東京・六本木の国立新美術館  12月18日(月)まで開催

 主にコンクリートによって造られる安藤建築は当然ながら無機的なのだが、そこに圧倒的な熱量を感じ取れるのは不思議だ。建築の一つひとつに何かが宿っていて、観る側のわたしたちとエネルギーの交歓ができているとはっきり感じさせる。

 なぜそうしたことが可能なのか。建築を志しておよそ半世紀。どんなものを築いてきたと、自身では捉えているのだろうか。

「こういうものをつくりたいという具体的なかたちやイメージが、あらかじめ私の中にあるわけじゃありません。そこに人が集まり、その人たちの魂に残るものをつくりたい。考えているのはそれだけです。

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美をさがすのが人生で唯一の目的である

山内宏泰

美術、写真、文学、建築などのテーマについて作家活動を続けるアートコンシェルジュの山内宏泰さん。テーマの根幹にあるのは、「美しさ」でした。美しさとは果たしていかなるものなのでしょうか。毎回、各界でこれぞという人に話を訊きながら、「美しさ...もっと読む

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doudemoyoshikos そうか。そうなのか。 https://t.co/YTc32EeLSk 2年以上前 replyretweetfavorite