美術とおカネ 全解剖

第29回】 “光の魔術師”が魅せる技 照明デザイナーの美意識

パート冒頭でも紹介したように、美術館をめぐる仕事は学芸員や監視員だけにとどまらない。ここでは、鑑賞に適した明るさを考える“光の魔術師”、照明デザイナーの技に接してみよう。

 「絵の上のガラスに光が反射してまぶしい」「照明が暗過ぎて何だかよく見えない」……。もしあなたが美術館の展覧会に行った際、そう感じたのなら、それは展示会場の「照明デザイン」の技術が未熟だからかもしれない。

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日本人は美術が大好きだ。広義のミュージアムには年間延べ3億人近くが訪れ、美術展には根気よく何時間も並ぶ。しかし、美の世界の裏側ではカネが行き来し、さまざまなプレーヤーがうごめいている。おカネの流れから作家の生活、歴史から鑑賞術まで網羅した。

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