美術とおカネ 全解剖

第25回】 預かった作品を勝手に売却 悪徳美術商のあきれた手口

作家にとって、美術商との関係は、制作活動の行く末を決定づける重要な要素である。もし、不幸にも、悪質な業者に当たってしまったら……。

 サスペンス小説では、悪行の末に恨みを買い、必ず最初に殺されるイメージのある美術商。もちろんそんな業者ばかりではないが、まれに、アーティストを食い物にするような、恐ろしい美術商もいる。

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日本人は美術が大好きだ。広義のミュージアムには年間延べ3億人近くが訪れ、美術展には根気よく何時間も並ぶ。しかし、美の世界の裏側ではカネが行き来し、さまざまなプレーヤーがうごめいている。おカネの流れから作家の生活、歴史から鑑賞術まで網羅した。

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