徹底的なリサーチ&強烈な印象」、これが相手を惹きつける。

15歳で起業した著者が超富裕層になるまでの15年を振り返る『15歳で起業したぼくが社長になって学んだこと』特別掲載、第24回。これまでの経験を活かし、事業立ち上げサポート業務を始めた正田さん。思考錯誤を繰り返しながら、着実に知識を積み上げていきます。そしてその結果、ある戦略を進めていくことになります。

事業立ち上げサポート業務を始める

 経営についての十分な知識が身についてくると、今度は実際にその知識を活かしてみたいと思うようになるのは自然の流れだった。まだまだ「修業期間」は続いていたが、僕は少しずつ実践を取り入れてみることにした。

 これまでの経歴からすれば、インターネット系の事業サポートから入るのが無難だと思われたが、インターネットビジネスからは一度離れると決めていたので、それ以外の業種で挑戦することにした。

 とはいっても、いきなり僕にサポートを任せてくれる会社がすぐに現れるわけはない。そこで僕は、自分なりの方法を考えた。それまでにおつきあいのあった知り合いの人たちにお願いし、成功報酬型でサポートをさせてもらうようにしたのだ。

「御社では、こういう事業を始めると収益が上がると思います。僕もお金を出してリスクをシェアしますから、一緒にやりませんか?」

 だが、最初からうまく仕事が回っていったわけではない。お金の代わりに商品を納品するはずが、どうしても納期が間に合わずにお金を返さなくてはならないこともあった。こうした苦い経験をしながら、徐々にコンサルティングのようなものを始めていったのだった。

 どんな企業でも、仕事を外注する際には数カ所から相見積もりを取っている場合がほとんどだ。そんな中、ライバルを蹴落として自分と組んでもらうためには、第一印象でそれなりのインパクトを与える必要がある。

 それを可能にするためには、相手の企業のことを徹底的にリサーチすることがどうしても不可欠だった。

 まずはホームページを隅から隅まで見ていきながら、その企業が将来的に何をしようとしているのか、自分なりの予想を立てていく。必要なら、東京商工リサーチやリスクモンスター、日経テレコンなどから資料を購入し、その企業の研究をすることもあった。さらには、その企業が属する業界の動向がわかる本を数冊読んだりもする。

 ここまで相手企業のことを徹底的に調べておき、面会の際に先方から何かを聞かれたら、その場ですぐにいい提案ができるようにしていたのだ。

 このスタイルは相手に好印象を与えるのに役立った。数多くの競合相手が存在したが、相手から質問されたときに即答できるコンサルタントは少ないという現実が自分に有利に働いた。

「質問の趣旨はよく理解しました。すぐに提案資料をまとめて次の打ち合わせのときにお持ちします」

 こんなことを言うコンサルタントが実に多いのだ。

 そうではなく、「こんなことをしたいんだけど」と聞かれたら、「それなら、こういう段取りで進めればできますよ」と一発目で即提案できることが重要で、もしこれができればかなり強烈な印象を残すことが可能になる。徹底的な調査をして準備を整えておくことは、自分自身の知識を磨くことにもつながり、メリットも大きかった。

 絶対に取りたい仕事だと思ったときは、打ち合わせのリハーサルも欠かさなかったし、その業界に身を置く知り合いにお願いし、業界についてのヒアリングをしながら打ち合わせに備えるようなこともした。

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15歳で起業したぼくが社長になって学んだこと

正田圭

「僕は、どこにでもいるごく普通の子どもでした。両親はサラリーマンと専業主婦で、自分に特別な才能があったとも思えません」と語る著者、正田圭さん。そんな正田さんの「お金持ちになりたい!」という目覚めから、ついに超富裕層となった今日までの、...もっと読む

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