搾取される女子大生を救出せよ!

15歳で起業した著者が超富裕層になるまでの15年を振り返る『15歳で起業したぼくが社長になって学んだこと』特別掲載、第22回。会社を売却して、次のビジネスを探る正田さん。クライアントの紹介で知り合った女子大生が、フリーペーパーを編集していることを知る。しかし、その内実を聞いてみると……。

フリーペーパーと女子大生

 会社を売却した僕は、次に始めるべきビジネスを探りながら、片手間にいくつかの事業に乗り出していた。

 そのうちの1つが、フリーペーパーの制作だった。

 そのころ、クライアントの紹介で知り合った女子大生がいて、話をしているうちに彼女が仲間たちとフリーペーパーを作っていることを知った。彼女によれば、「都内の女子大生が作るフリーペーパー」というフレーズを売りにして、なんと隔週で3万部も発行しているという。ところが、詳しく話を聞いてみると、どうも〝悪い大人たち〟に騙されているようだった。

 フリーペーパーには、リクルートなどの大企業が広告を出していて、裏表紙一面の掲載料だけで100万円もの金額をもらっていた。それに加え、他社からも広告費を受け取っていて、年商にすると1500万から2000万円規模のフリーペーパーだった。

 しかし、女子大生たちはそういった観点からフリーペーパーを見ることができていなかった。雑誌の編集ができて、それが発行できるだけで満足していたのだ。

 広告費は間に入っている広告代理店がほぼすべてを持っていってしまって、制作スタッフの女子大生たちには小遣い程度のお金しか与えていなかった。それを聞いた僕は、広告運営の主導権を女子大生側に取り戻し、彼女たちに収益がもたらされるような形に組み立て直した。

 その後、僕自身も運営に関わるようになると、アパレル企業から協賛金をもらって、女子大生たちによるファッションイベントを企画するなどした。読者モデルをやっていた女子大生たちを、本物のモデルよりも安価なギャラで数多く使うなどして、見栄えの良い販促物を作成することも可能となった。そうしたことをしながら、フリーペーパー事業に対する出資を進めていったのだ。

 リクルートが広告を出しているのだから、他の大手企業も広告を出してくれる可能性が高いと思った僕は、他企業にもアプローチしてみた。すると、想像していたよりも簡単に広告を取ることができた。

 さらには、フリーペーパー上でキャンペーンを実施し、読者がケータイの契約をソフトバンクに変えた時点でソフトバンクからキックバックが入ってくるような仕組みも導入した。

 いろいろと関わっていくうちに、僕はそのフリーペーパーの運営面を仕切るようになっていた。その後、コンスタントに収益を上げられる形に整理すると、僕はそのフリーペーパーを某インターネット企業に売却する計画を立てた。女子大生たちは、その企業の傘下に入ってフリーペーパーの発行を続けられることになり、売却話をまとめた僕は、短期間で数千万円の報酬を手にすることができたのだった。

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

この連載について

初回を読む
15歳で起業したぼくが社長になって学んだこと

正田圭

「僕は、どこにでもいるごく普通の子どもでした。両親はサラリーマンと専業主婦で、自分に特別な才能があったとも思えません」と語る著者、正田圭さん。そんな正田さんの「お金持ちになりたい!」という目覚めから、ついに超富裕層となった今日までの、...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

Tweetがありません