初めての育児は大変、なんかじゃ全くなかった

子どもが生まれると、夜泣きで寝不足になったり、ゆっくりご飯を食べる時間もなく、毎日大変だと感じる親は多いと思います。下田美咲さんも先輩ママ達からいかに育児が大変かという話を聞いて覚悟していたものの、実際に子どもが生まれてみたら、「なんだ、全然大変なんかじゃないじゃん」と拍子抜けしたそうです。一体、どういうことでしょうか?

出産する前、「育児は大変だ」「子どもが生まれると何もできなくなる」と全ての先輩ママから言われていた。

赤ちゃんは理由もなく泣いたりするし、夜泣きで寝不足になるからとにかくずっと眠いし、ゆっくりご飯を作って食べられることなんて何年もなくなるし、おっぱいは痛くなるし、甘いものは制限されるし、自分の時間なんて全く取れなくて、親が近くに住んでいて気軽に預かってもらえる状況だったりしない限り、外食なんてまず無理。赤ちゃんが生まれてからは毎日がドタバタで、あっという間に終わっていくよ。

そんな風に聞いていた。

育児が始まって2ヶ月。私は完全に拍子抜けしている。何もかもが、あまりにもそんなことなくて。息子はひたすら可愛いし、育児はただただ楽しくて、みんなからのあの謎の脅しは一体何だったんだろう状態。

これまでに20回は赤ちゃんを連れて外食している

私は里帰り出産をしなかったし、産後も親に手伝いに来てもらうなどしなかったから、退院したその日から夫婦だけで子育てをしている。どちらの両親も近所に住んでいないから、赤ちゃんが生まれてから今日まで一度も預かってもらったこともない。だけど、現時点で既に20回以上、外食をしている。

無事に1ヶ月検診を終えて赤ちゃんの外出が解禁されてからは、赤ちゃんを連れて3人でしょっちゅう出かけている。出先で赤ちゃんが理由もなく泣き続けて困ったようなことは一度もなく、出産前とそれほど変わらない夫婦の休日を過ごせている。

いざ自分が育児を始めてみると、先輩ママたちが言っていた「育児は大変だ」のどれもが「なんだ、どうにかできることじゃん、ちゃんと解決できることじゃん」と思うことだった。「何にもできない」なんて、どこがだろう? と思う。全然、あれもこれもできる。

「赤ちゃんがいると、とにかく寝られない」「ご飯を作る余裕もない。ゆっくり食べられないし、できたてなんてまず食べられない。いつも冷めきったものばっかり」そんな風に言うママさんは多いけれど、そうなってしまうのはその人が自分のペースを貫こうとしすぎだからだと思う。規則正しい生き方や、一般的な生活リズムを大事にしすぎ。

睡眠も食事も赤ちゃんのペースにあわせれば解決する

だって、赤ちゃんは24時間ずっと起きているわけではない。というか、かなり寝る。1日のうちの結構な時間を、絶対に眠って過ごす。

だから、赤ちゃんが眠っている時に自分も一緒に眠れば、最大で20時間近くは眠れるし、食事だってそう。「朝ごはんは8時!ランチは絶対に12時!」などとタイムスケジュールにこだわってしまうと、確かに難しい時もあるけれど、とくに時間を決めなければ、いくらだって食べられるタイミングはあるし、出産前と同じくらいに料理もできる。

私は退院してすぐの時から自分の食事も、旦那さんの食事も、普通にいつも通りに自炊していた。入院時の退院指導で助産師さんから「退院後はとにかく毎日がバタバタで、ごはんを作る時間なんて全然ないから、炊ける時に一気に五合とか炊いて冷凍するの。おかずは作り置きがいいわよ。そうやって工夫して、ちゃんと食べてね!」と言われていたので「そんなに時間ないのか……!冷凍&レンジ調理フル活用で頑張ろう……!」と覚悟をしていたのだけど、全然大丈夫だった。

食に対する価値観が夫婦でバラバラなので、基本的に私の分と彼の分とでは違うメニューを作るのだけど、それでもまったく問題なくこなせた。

夜泣き問題にしたってそう。赤ちゃんがグズるのが夜だと決まっているのならば、そもそも自分が夜型になればいい話で、そうすれば夜泣きという概念自体がなくなる。

第二子の場合は、上の子の生活リズムが絶対のものとしてあるから大変になるのがわかるけれど、赤ちゃん1人を育てる分には、とことんその子のペースに合わせて生きることができるのだから、何もしんどいことなどない。

育児をするようになってから、「寝れない」「食べれない」という話を聞くと、「要領が悪すぎるのでは」と思ってしまうし「この人はなぜそんなにも頑なに自分のペースを貫こうとするのだろう、夜に寝て朝に起きることにこだわるんだろう……そんなの赤ちゃんに合わせた生活をすればいいだけのことなのに……」と不思議になる。

「友達と遊べない」と嘆く人もいるけれど

「え、里帰りしないの?! 産後1ヶ月くらいは実家に帰るか、親に来てもらわないとキツイよ!絶対そうしたほうがいいよ!」と、多くの先輩ママからかなり忠告されていたけれど、産後1ヶ月を終えた日に思ったことは「やっぱり来てもらう必要なかったし、来てもらったところで持て余してたなぁ」だった。

育児をしていると「友達と遊べない」などと嘆く人もいるけれど、そもそも友達と遊びたいか? と思う。こんな貴重な時期に。

子どもは毎日、どんどん成長していく。毎月、毎年、まるで別の生き物みたいに変わっていく。私は息子のことが大好きだから、一瞬しかない今のバージョン(例えば新生児期や、何もわかってない赤ちゃん期)と少しでも長く一緒に過ごしたいし、成長する瞬間をもれなく目の当たりにしたい。一つも見逃したくない。だから、保育園には入れずに私がベタ付きで育てることを選んでいるくらいだ。

そもそも、子育てがしたいがためにあんなにも苦痛な妊娠生活や恐怖の出産をどうにか乗り越えたわけで、そうしてやっと手に入れた子どもなのだから、自分で面倒を見ないともったいないと思う。義務ではなく意欲として、今は他の誰よりも子どもと遊びたい。せっかく産んだ子どもだから、子育てをエンジョイしたい。友達はみんな成長期も終えていて、もう安定した生き物になっている。来年でも再来年でも10年先でもそう変わらない。息子はそのうち私と遊んでくれなくなるだろうし、その頃にまたいくらでも遊べる。

「外で働くほうが楽しい」と産後早々に仕事復帰することを望んだり、「男は子どもが生まれても仕事だなんだで普通に外に出られるからずるい」と嘆く声もよく聞くけれど、私は外で働くよりも、家で子どもを見ている方が断然楽しいし、むしろ子育てをするようになったことで人生で初めて「女に生まれてよかった、かもしれない」と思った。女に生まれたから、家で子育てをする係りを当たり前のように担当することができた。

働く妻と家事育児をする夫という家庭もあるだろうけれど、それはそう簡単に手に入る家族の形ではない。私は毎日、家で赤ちゃんのお世話をしながら「いやぁ、女に生まれてラッキーだったなぁ、男だったら外に働きに行かなきゃいけなくて、それって子どもの成長の大半を見逃す感じだもんなぁ。こんな可愛い赤ちゃんと24時間一緒に過ごせるなんて、母親って得だなぁ」と、しみじみ感じている。

授乳トラブルをおこさないために私がやったこと

「甘いものを食べるとおっぱいが痛くなる」「乳首が、吸われすぎて大変なことになる。裂ける」などと授乳に関する苦労話も山ほど聞いていたけれど、息子は普通以上におっぱい坊やで、つい最近までは1日に20回以上(一般的な赤ちゃんの倍の頻度)おっぱいを求めてきていたけれど、今のところおっぱいトラブルはゼロで、痛い思いは何一つしていない。ケーキもアイスも毎日欠かさず食べているし、食事制限は一切していないけれど、そのことでおっぱいが詰まったことも、母乳がまずいと泣かれたこともない。

でもそれは偶然うまくいったわけでも、たまたま育てやすい子が生まれてラッキーだった、ということでもない。

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コメント

Lady_Napo728 この人の子が育て易かっただけでしょwなにこれw腹立つなーw 新生児期はマジで倒れるか倒れないかギリギリのとこでやってたぞ😫💢 https://t.co/oU5TDpDhKw 約1ヶ月前 replyretweetfavorite

gomama_baby それ生後2ヶ月だからでしょ、、ってつっこんでしまった。。 3ヶ月前 replyretweetfavorite

naonaona5 臨機応変に柔軟に、どうすれば楽出来るのか工夫しようという意欲を持って生活するの、子育てに限らず大事だなって。 https://t.co/qm3m681hgf 約1年前 replyretweetfavorite

dpngmbjou こういう考え方好きだなー 1年以上前 replyretweetfavorite