男の誠実さ。見極める方法を教えます!

第三回のテーマは、「男の誠実さ」。大人の恋は楽しいばかりではない。いつまでも煮え切らない男や結婚している人との恋。ほんのり苦い、恋愛のあれやこれや。恋愛小説の名手でもある、おせいさんこと、田辺聖子先生が、男の本心を見極めるコツをこっそりお教えします。人気の書籍『歳月がくれるもの~まいにち、ごきげんさん~』よりご紹介。

女の人は言葉を欲しがるけど、

男の誠実は言葉はないのよ。

この頃は結婚したがらない男の人が増えているみたいですね。独りでいる方が楽な人生やったら、結婚なんてややこしいもの、したいと思わないかもしれません。

昔は「結婚というのはこうあるべきもの」「妻子にはこうすべき」というのが世間にちゃんとあったけど、今は人それぞれ。「各人の自主性におまかせします」ってことになってしまったから大変です。

だからと言って、結婚しないままいつまでものらりくらりとつきあっているだけでは女の人が困りますよね。こういうとき、男の人はよく言うんですよ。

「俺にも事情がある」

男の常套句ってヤツです。

敵もさるもの。いちいち言い訳するのもうっとおしいから、まずは逃げの一手に出る。逃してなるかと、さらに追いつめると「今、考えてる」。こうくる。これはもう、あかんと思う。今できないことが一体いつ出来ると言うのか。絶対に出来ない。こんな人とずるずるつきあっていたら、しまいには女の子の方がどうにかなってしまうわ。

どんなに惚れた相手でも「待つ女」になったら、男にとっては重たくなる。女の方もそんな男に対してだんだんと愛情もうつろい、冷めていくのではないかしら。

私の小説『愛の幻滅』でも、主人公の眉子が言ってます。

「なんぼやさしィてもだめです。そんなんが百あつまったって、誠実になりません!」

 妻子ある男性と「いいときにしか会わない」関係を続けてきたけれど、だんだん、それもつらくなってしまったというわけ。

待つ身はいつだってせつない。そしてどんなに用心深くふるまっていたとしても、そのぶん深いところで傷ついてるものです。そういう人につかまってしまったら、女の人はここらでバーンと切るかどうか、退きどき、潮どきを……考えないと。

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歳月がくれるもの~まいにち、ごきげんさん~

田辺聖子

満員電車の窓ガラスに映る、自分の顔が冴えないと思ったら。 思わず背中が丸まってしまうほど、疲れていたら。 ちょっとここに寄ってきませんか。 田辺聖子さんから、今を生きる人へのメッセージ。 ...もっと読む

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コメント

ekonas これは恋愛だけではないよね。人の言うことは軽く聞いておいて、その言葉どおり動くかどうか見るとよいと思ってます。なぜって、言うだけはただ同然だけど、行動には必ずコストが伴うから。 https://t.co/s2igMJdp9k 2年以上前 replyretweetfavorite

sydneybishokuka 誠実な男は大体もっさりしてる。 2年以上前 replyretweetfavorite

mochi_biyori 「男の人はなかなか本音は言いません。みんな、ええかっこしいだから、言葉に本音はのせない。」 2年以上前 replyretweetfavorite