美術とおカネ 全解剖

第16回】[名画事件簿]老探偵の悲哀 戦後の混乱で消えた天才画家の傑作を追え!

「捜し続けて、かれこれ70年。当時を知っている関係者も、年々減っていきます。私もいい年齢。生きているうちに、あの絵にもう一度会いたいのです」こう訴えるのは、作家・文芸評論家の稲垣真美さんだ。

 「捜し続けて、かれこれ70年。当時を知っている関係者も、年々減っていきます。私もいい年齢。生きているうちに、あの絵にもう一度会いたいのです」

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日本人は美術が大好きだ。広義のミュージアムには年間延べ3億人近くが訪れ、美術展には根気よく何時間も並ぶ。しかし、美の世界の裏側ではカネが行き来し、さまざまなプレーヤーがうごめいている。おカネの流れから作家の生活、歴史から鑑賞術まで網羅した。

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