美術とおカネ 全解剖

第14回】現代の運慶、快慶!? “仏様”を作る仕事の裏側

飛鳥時代にまでさかのぼる仏師という職業。古くはお上や寺院がパトロンだったというが、現代の仏師の収益構造はどうなっているのだろうか。

 「こういう商売をしていると、よく『かすみを食べて生きてるんちゃうか?』と言われます」──。

 こう言って笑うのは、仏師の向吉悠睦さん。その名の通り、仏像を彫るのが仕事である。

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日本人は美術が大好きだ。広義のミュージアムには年間延べ3億人近くが訪れ、美術展には根気よく何時間も並ぶ。しかし、美の世界の裏側ではカネが行き来し、さまざまなプレーヤーがうごめいている。おカネの流れから作家の生活、歴史から鑑賞術まで網羅した。

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