美術とおカネ 全解剖

第2回】奇怪な画壇の独自システム 現代美術の対極で権力闘争

日本の美術界の歴史をたどると「画壇」という世界でも独特の枠組みが形作られてきた。そんな組織がどう生き永らえ、なぜ今なお続いているのか。奇怪にも映る彼らの内幕に迫った。

 「老い先短い自分の願いをかなえてくださいよぉ……」。「公募展」で入選するために“先生”に絵を描いてもらい、その対価としてお金を支払う──。

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日本人は美術が大好きだ。広義のミュージアムには年間延べ3億人近くが訪れ、美術展には根気よく何時間も並ぶ。しかし、美の世界の裏側ではカネが行き来し、さまざまなプレーヤーがうごめいている。おカネの流れから作家の生活、歴史から鑑賞術まで網羅した。

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