本嫌いな子どもに読んでほしいのは「はやみねかおる」の本

京大院生の書店スタッフが「正直、これ読んだら人生狂っちゃうよね」と思う名著を選んでみた。19作目は、はやみねかおるの『そして五人がいなくなる』。本が好きな友達で集まったとき、みんな「むかし、ハマった」と言っていて笑ったことがあります。子どもを本好きにしたい親御さん、絶対おもしろいですよ!【重版出来しました】『人生を狂わす名著50』より特別連載。作家、有川浩も推薦! →公開は毎週木・金です。

「本」のおもしろさをまだ知らない子どもたちへ

『そして五人がいなくなる』はやみねかおる
(講談社)初出1994

本を読まない人生 VS 本を読む人生

子どもたちを「本好き」という夢の世界へ狂わせ続ける、名探偵夢水清志郎事件シリーズ。#児童文学 #名探偵 #ミステリー(でもミステリーに興味のない子にもおすすめ!) #シリーズもの #講談社青い鳥文庫 #小学生高学年から #大人が読んでもおもしろすぎる #本嫌いのお子さんにもおすすめしたい一冊


「子どもを本好きにしたい」。
 そうおっしゃる親御さんがたまにいらっしゃって、私はそのたびに「はやみねかおる作品」を薦めます。絶対おもしろいですよ! って。
『名探偵夢水清志郎事件シリーズ』『都会のトム&ソーヤシリーズ』『怪盗クイーンシリーズ』……こうしてはやみねかおる先生の著作を挙げてみると、胸の奥がきゅーんとしてしまうのは私だけじゃないはず。
本が好きな友達で集まったとき、みんなが「むかし、はやみねかおるにハマった」と言っていて笑ったことがあります。はやみねかおる作品があったから本を好きになった、本を読むっておもしろいと思った……そんな子どもたちって、ものすごぉく多いんですよ。
 私は子どもたちに、はやみね作品を自信を持っておすすめする。だってはやみね作品を読める子ども時代は幸せだもの!!
 主に講談社の「青い鳥文庫」「YA!ENTERTAINMENT」などから発刊されたはやみね先生の著作は、本屋さんにおける「児童文学」や「ジュブナイル」の棚に並んでいます。
 たとえば今回紹介する『名探偵夢水清志郎事件ノート そして五人はいなくなる』。
 物語の語り手は、中学生の亜衣ちゃん。4月1日という変な習慣のある日に引っ越してきたお隣さんは、「職業・名探偵」と名乗ります。その変な隣人は、いきなりとある謎をあっさり解いてしまう! 彼の名は「夢水清志郎」。そこから亜衣ちゃんたちと夢水清志郎の赤い夢にまみれた日常が始まる、というお話です。

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わたしの咀嚼した本、味見して。

三宅香帆

人気連載【京大院生が選んだ「人生を狂わす」名著50】がリニューアルして再スタート! 書籍『人生を狂わす名著50』の著者であり、現役の京大院生で文学を研究し続ける24歳の三宅香帆が、食べて、咀嚼して、吐いた本の中身を紹介するブックガイドです。

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コメント

kumapad コミカライズ版が本棚にあった🐹>名探偵夢水清志郎事件シリーズ 約1年前 replyretweetfavorite

culuculuculurin 久しぶりに夢水清志郎シリーズと都会のトム・ソーヤシリーズが読みたくなった笑// 約1年前 replyretweetfavorite

m3_myk 昨日今日でご紹介した児童文学シリーズです。 📕はやみねかおる『そして5人がいなくなる』⇨https://t.co/ZlukAZQqtW 📘E・L・カニグズバーグ『クローディアの秘密』⇨… https://t.co/mwhDdp8Fca 約1年前 replyretweetfavorite

aaatoshosen828T 夢水清志郎、怪盗クイーン、トム&ソーヤ 全部我が家のきょうだい3人ともどハマりした作品 今、全部買い集めたい😆 はやみねかおる作品はいいぞ https://t.co/oNiDxwyxzv 約1年前 replyretweetfavorite