真犯人は「昼食」ではなく……?
昼食のあとについうとうとして仕事に集中できなかった、という経験は誰しも一度くらいあるのではないでしょうか。
「食後に眠くなるのは、胃腸に血液が巡り脳の血液が不足するから」という俗説がありますが、これは全くのウソです。
昼食後の眠気は食事のせいというよりも、私たちの体に備わった睡眠のリズムによる「自然な小眠気」のせいなのです。
私たちの体には、3つの眠気変動リズムがあります。夜になったら眠くなり、朝になったら眠気が覚める24時間周期の「概日リズム(サーカディアンリズム)」と、12時間周期の「概半日リズム(サーカセメディアンリズム)」、さらに1・5時間周期の「超日リズム(ウルトラディアンリズム)」です。
この3つのリズムを元に、1日の眠気の変動を表したのが下のグラフです。
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