ダッチオーブンで作るわが家の「機内食」。今日は銀杏ご飯だ!

秋の味覚、銀杏。酒の肴にぴったりですが、ごはんに混ぜて、ごま油をたらり、ダッチオーブンで焼けば、なんとも香ばしい「銀杏ご飯」の出来上がり。炊き込みでもなく、混ぜご飯でもない、絶妙なこの味。鍋の余白におかずも詰めれば、見た目は機内食! お金も手間もかからない、稲垣流食生活を初公開した話題の書「もうレシピ本はいらない 人生を救う最強の食卓」絶賛発売中!


日本酒の肴に煎り銀杏

 みなさまこんにちは。東京はようやく台風も去って素晴らしい秋晴れです。嬉しい嬉しい(感涙)。

 というわけで、本日も秋を愛でるご飯シリーズは続く。

 「銀杏ご飯」です!

 いやね、私はもう銀杏に目がなくて、あのクッサイ香りがなんとも好きでして、この季節に八百屋で殻付きの銀杏を見かけると購入せずにはいられないのです。
 一番好きなのは、何といっても殻ごと炒って熱々のところを塩をつける食べ方。子供のころは、銀杏といえば母の茶碗蒸しに入っている缶詰のやつしか知らなかった。だから、社会人になって会社近くの蕎麦屋で煎りたての銀杏をホクホク食べた時の感激と言ったらありませんでした。
 で、それは別に特別なお店でなきゃ食べられないもんじゃあありません。家でもフライパンさえあれば誰でもできるのです。

 フライパンに殻ごと銀杏を投入し、蓋をして中火。
 これだけです!

 しばらくたつと、ポップコーンを作る時のようにポンポンと威勢の良い音がしてきます。
 これは、あの銀杏の固い殻が弾けて割れている音に違いないのですから、ペンチや歯で殻を割る手間を弾きたければ、ポンという音を数えて投入した銀杏の数に達するのをじっと待つ。まあもちろん大体でいいんですが。
 あとは食卓でゆるりとお酒を飲みながら、殻をむいて塩をチョンチョンとつけて食べます。
 ああ、口に入れてグッと噛んだ時のクッサイ香りがたまりません!
 この香りと、甘くほろ苦い味のハーモニーを楽しむことができるのは、人生の苦さを知る大人ならではの特権だあ……などとわかったようなわからないようなことを心の中でつぶやきながら秋の夜長を楽しむ。
 こんな夜があれば、人生まあまあ幸せなのでありました。

我が家の「機内食」

 で、そうやってリスのごとく毎晩のように銀杏を堪能していたんですが、一人暮らしですのでなかなか一袋の銀杏がなくならないんですね。

 というわけで、ふと思いついて「銀杏ご飯」にしてみました。

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アフロえみ子の「自由メシ!」

稲垣えみ子

アフロで無職で独身の、稲垣えみ子53歳。朝日新聞退社後、激変したのは食生活。メシ、汁、漬物を基本に作る毎日のごはんは、超低予算ながら、本人はいたって満足。冷蔵庫なし、ガスコンロは一口、それでもできる献立とは!? レシピ本不要、作り置き...もっと読む

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