「ひと手間」を「習慣」に変えるために、自分へのごほうびをつくる。
毎日の暮らしのなかで、ふと「このひと手間をかけてみよう」と思い立ったものの、なかなか続かず、短期間でやめてしまったという経験が、誰しも一度はあるのではないでしょうか。
たとえば、ふと「これからはだしをちゃんと取ろう!」と決意しても、だし昆布を切らしたが最後、いつもの粉末だしに戻っていたり。「毎週末、おかずを作り置きしよう」と決意したのに、やってみるとけっこう大変だということに気づき、1週間お休みしたのを境に中断してしまったり。
「ひと手間」という単語を辞書でひくと、〈通常の処理の仕方に付け加える、よりよく仕上げるためのちょっとした工夫〉とあります。料理を仕上げるのに、必ずしも必要不可欠ではない、まさに「ちょっとした」工夫なんですよね。
「面取りをする」とか、「スープをこして口当たりを滑らかにしてみる」など、実は、たった数秒、数分のものばかりです。あなたが日頃何気なくやっていることも、ほかの誰かにとっては十分立派な「ひと手間」なのかもしれません。
つまり、いったん習慣化してしまえば、手間を手間と感じなくなるということです。
「『ひと手間』がいつまでも『手間』であることはない。続けることで、必ず習慣化できる」とも言えます。
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