開店1年半でミシュラン星を獲得! 気鋭の日本人シェフがパリから見つめるボーダレスな世界

「海外で生活するってどういうことだろう?」「海外で活躍している人ってどんな意思決定をしてきたんだろう?」----海外で生活をしている、あるいは活躍している人達の情報やスタイルって、意外と分からないものです。実はリアルな体験談が聞きたい。今回、実際に移住し仕事をしている20人に、リアルな生き方を聞いたインタビュー書籍『日本を飛び出して世界で見つけた僕らが本当にやりたかったこと』が、発売されました。
 日本人初のインディ500優勝を成し遂げた佐藤琢磨さんを始め、クリエイター、事業家、アーティスト、宣教師などなど、世界各地のユニークな生き様をご紹介します。 cakesでは発売にあわせて、その中の5名の方の記事を特別公開。 今回はたった1年半でミシュランの星を獲得したパリ在住の日本人シェフ、手島竜司さんをご紹介します。

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手島竜司 Ryuji Teshima

職業:「Restaurant PAGES」オーナーシェフ、 「116」オーナー

AGE:40歳、HOME:フランス パリ、HISTORY:在仏歴15年、FAMILY:妻、子ども1人

<PROFILE>1976年生まれ。熊本県出身。高校卒業後、熊本のフランス料理店で修業し、2002年に渡仏。シャンパーニュ地方のレストランを経て、30年近く3つ星を維持したパリの名店、「ルカ・カルトン」でフレンチを深く学ぶ。その後、レストラン「ポムズ」のシェフに抜擢。1年で人気店へと押し上げ、ミシュランのコストパフォーマンスの高いお店を評価する『ビブグルマン』に選出される。2014年7月に凱旋門のすぐ近く、16区という一等地にガストロノミー「Restaurant PAGES(パージュ)」を開店。1年半でミシュランの星を獲得。2015年には同店の横に、ビストロ「116」をオープン。現在は2店舗のオーナーとして活躍中。

目的ではないが、ミシュランの星は 「絶対に取る」という気持ちはあった

 パリ。クリスマスを目前とした12月。イルミネーションが輝くシャンゼリゼ通り。

「素敵なフレンチのお店があるので、一緒に行きましょう」

と誘われるままに向かったのは、凱旋門のすぐ近く。“花の都”パリの中でもここは特別な場所だ。出迎えてくれたのは日本人のオーナーシェフ、手島竜司(てしまりゅうじ)。席に着き、しばらくすると料理が運ばれてきた。その一皿一皿に、力強さと繊細さが絶妙に表現され、まるで芸術作品を見ているかのような驚きがあった。これはすごい、本物だ。取材をさせてもらえないだろうか。そう思ったところからすべては始まりだった。

「凱旋門のまわりって、フランス人にとってやっぱりすごく特別な場所。外国人は、簡単にはお店を出せない場所なんですよ」

手島がこの地に店を開いたのは2014年9月。店の名前は「Restaurant PAGES(レストラン パージュ)」。料理の世界に新しい1ページを開きたい。その情熱を次の世代に伝え、2ページ、3ページと続いていって欲しい。店名にはそんな意味が込められている。

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日本を飛び出して世界で見つけた僕らが本当にやりたかったこと

森美知典

本書は日本初のインディー500制覇の偉業を成し遂げた佐藤琢磨氏をはじめ、ミシュラン星レストランオーナシェフ、宣教師、事業家、クリエイター、アーティスト、ラッパーなど、海外で活躍している新しい価値観を持った日本人の意思決定の背景や思い、...もっと読む

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