大阪府羽曳野市の府立懐風館(かいふうかん)高校3年の生徒が、約220万円の損害賠償を府に求める訴えを大阪地裁に起こしたことが話題になっていますね。地毛を黒く染めろという厳しい指導で不登校になったというのが理由です。
この生徒さんはお爺さんがアメリカ人なので地毛の色が薄かったのに、しつこく初めるようにいわれて、頭にアレルギーが出るまで染めたそうです。
元々の髪の毛の色とか肌の色を変えろって、あんたそりゃ無理だろという話で、他の国で例えば黒人に「お前、明日から白くしてこいよ」とか、金髪とか茶髪人だらけの国で「お前ら全員明日から黒い髪にしろ」とかいったら、相当頭おかしいんですが、日本のこのニュースは、通常運行通り「奇天烈な国ジャパンのすごいネタ」として全世界に配信されており、全世界を恐怖に陥れています。
ジャパンにいったら「お前今日から髪型はジョジョな。しかもピンクにしろよ!!」といわれるんじゃないかと思う人もいるんじゃないでしょうか。
そういうわけで、この学校のすごい指導に批判が集まっているわけですが、その一方で、この学校の先生方が、生まれ持っての髪の毛の人にまで「染めろ!!」という校則原理主義的な指導の理由をちょっと考えてみましょう。
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