義務よりも感情で動くイタリア人

日本人はなぜ他人に不寛容なのでしょうか?元国連専門機関職員で国際経験豊富な@May_Roma(めいろま)さんは、「不寛容社会 - 「腹立つ日本人」の研究 」で日本人は「ウチ」と「ソト」にこだわるから不寛容だと説きます。一方でそんな日本人と異なるのが感情を重視する地中海沿岸の人々です。

以前の記事では、日本人は相手との関係性の構築において、共通の所属組織や共通の体験などの「場」の共有を重視し、「ウチ」と「ソト」がその行動原理に関係していると説明しました。以下は私の著書「不寛容社会」からの抜粋なのですが、文化が異なると行動原理というのは随分ちがうのです。

以前説明したように「場」のかわりに「資格」を重視する文化圏というのも存在します。例えば、欧州の場合、「資格」を特に重視するのはドイツ人やオーストリア人、スイス人など、ドイツ語文化圏の人々です。

ドイツ語圏では名詞の肩書が異様に長いことがあります。特にエンジニアや何らかの技術的専門家の場合、「私は某の専門家です」という肩書が名刺に長々と書かれています。

伝統的な人の場合には、メールの署名にも「修士号取得」「博士号取得」「なにがしのエンジニア」と書いてあります。英語圏では、修士号を持っていても名刺やメールの署名欄に書くことはないので、びっくりされることがあります。

その一方でその「資格」重視と対極なのが、地中海沿岸の人々なんです。彼らは資格やロジックでは動きません。重要なのは「今その瞬間に何を感じているか」です。

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海外居住経験、職業経験をもとに、舌鋒鋭いツイートを飛ばしまくっているネット界のご意見番・May_Romaさん。ときに厳しい言葉遣いになりながらも彼女が語るのは、狭い日本にとじこもっているひとびとに対する応援エールばかり。日本でしか生き...もっと読む

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コメント

td_grapun 中韓に似てるかも? https://t.co/IwsTfYGTY4 17日前 replyretweetfavorite

marekingu #スマートニュース 18日前 replyretweetfavorite

RieDorji 何かブータン人と似たものを感じる。。。 19日前 replyretweetfavorite

May_Roma 新記事アップしました。人を動かすにはお国柄の理解が必須というお話。南部欧州ラテン国はいわゆる「欧米」のイメージとは大違い。イタリアは色々大変なところです→ 20日前 replyretweetfavorite