ワンプレートに秋の彩りを盛る。いつもの皿だからこそできる楽しみ。


お昼はたいていワンプレート。お絵描き感覚で、色味を選んで盛っていけばあら不思議。栄養的にも味的にも完璧な一皿が! 最新刊「もうレシピ本はいらない 人生を救う最強の食卓」には、すぐ真似したくなる、新しい食のアイデアがいっぱい。刊行を記念して、10月30日下北沢B&Bでトークイベント「ラクな料理でラクに生きる」を開催。ゲストは、代々木上原の人気餃子店『按田餃子』のオーナー、按田優子さんです。

早くも3刷、増刷出来! 

「もうレシピ本はいらない 人生を救う最強の食卓」

食器を減らすという楽しみ

 みなさまこんにちは。このところの東京は8月に続いてまさかの連日の雨。楽しみにしていた干しキノコも全然作れないじゃないの……。でも雨が降ろうがヤリが降ろうが秋は秋。今週もめげずに秋を楽しむ所存です。

 で、突然ですが、みなさま器はお好きでしょうか?

 料理に多少なりとも関心がある方なら器にも大いに関心がおありだろうと想像します。私も器は大好き。会社員時代は、旅行先や仕事帰りに立ち寄った雑貨店で素敵な器を見かけるとついつい購入。簡単に壊れるもんじゃないから、その数は増えゆく一方でありました。

 もちろんそれはそれで楽しかったんですけど、次第に器置き場のスペースがすごいことになってきた。

 転勤で引っ越すたびに、何はともあれ収納が沢山ある台所が絶対条件になってきました。当然家賃も上がる。今にして思えば食器のために少なからぬ家賃を払ってきた気がします。
 ところが会社を辞めて家賃圧縮の必要に迫られ、広い台所じゃなきゃなんて言っていられなくなりました。ようやく見つけた新居の台所は社会人になって初めて住んだ家レベルの小ささ! 結果、私の「器ライフ」は根本から大転換をせざるをえないことになりました。
 つまり、それまでは自分の食器の量に見合った家に住んできたのが、家のサイズに見合った食器しか持ち込めないという新局面に突入したのです。

 で、徹底的な食器のリストラに取り組むことになりました。
 祖父の代から受け継いだ古い器以外は、毎日使う最低限の食器だけを残し、あとは人様に差し上げることに。つまりは献立だけじゃなくて、器も「毎日同じでいーじゃねーか」と開き直らざるをえなくなったのです。

 はい。今では毎日、ほぼ同じ食器を使用しております。
 特に昼は、たいがい「ワンプレート」。いつもの丸い大皿に、ご飯と漬物、おかずを盛り合わせる。「今日はどの器を使おうかナ」などと迷う余地は一切なし。
 実に楽チンではあるのですが、料理というものは「目で食べる」とも言われます。つまりは器も美味しさを演出する大事な要素であると。なので「毎日同じでつまらなくない?」と心配されることも少なくありません。

 というわけで改めて私、自分の胸に手を当てて考えてみました。
 これってつまらないのか? つまりは私はガマンして「一皿ライフ」を送っているのか?

ワンプレートはまさにお絵描き

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アフロえみ子の「自由メシ!」

稲垣えみ子

アフロで無職で独身の、稲垣えみ子53歳。朝日新聞退社後、激変したのは食生活。メシ、汁、漬物を基本に作る毎日のごはんは、超低予算ながら、本人はいたって満足。冷蔵庫なし、ガスコンロは一口、それでもできる献立とは!? レシピ本不要、作り置き...もっと読む

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