夜中、コンビニにて。
−きみを蹂躙するのは誰?−

【第24回】異国から来て、コンビニで働くきみ。それを執拗に見てしまうぼく。無神経なオトコたちに腹を立てつつも、真夜中、目の前で起きるちょっとしたドラマになすすべもないのだけど・・・。


近所の、いつも立ち寄るコンビニの店員の顔は、だいたい把握しているから、誰が新入りか、なんてこともすぐにわかるんだけど、かなり体格のいい、ぼくよりもだいぶ背が高い、体重も相当ありそうな女子がはいったのだ、最近になって。

ぶあついレンズの指紋だらけの眼鏡をかけていて、髪の毛はちりちりのが伸びっぱなしみたいなかんじで、清潔ではない。レジスターの操作にもまだ慣れていなく、名札を見ると、研修中の文字の下には、日本人ではない名前が書かれている。だからか、日本語もたどたどしい。ピンク色のラメで蝶々模様が施されたジーンズを、しかもタイトな型だから太ももの肉厚ではち切れんばかりになっているのを、いつも穿いている。

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おんなのこはもりのなか

藤田貴大
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2017-04-13

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藤田貴大

演劇界のみならず、さまざまなカルチャーシーンで注目を集める演劇作家・藤田貴大が、“おんなのこ”を追いかけて、悶々とする20代までの日常をお蔵出し!「これ、(書いて)大丈夫なんですか?」という女子がいる一方で、「透きとおった変態性と切な...もっと読む

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