もしもし中居だけども、え~10秒前、8、7、6、5秒前、4、3、2、1」

28年間のSMAPの活動とその思いを、数々の言動から振り返り、幼少期から三十代に至るまでのファンの女性の28年の歴史と共に纏めあげ、「アイドルとは、ファンとは何か」を問い直すアイドルとファンのノンフィクション書籍『SMAPと、とあるファンの物語』。本書を公開する連載、19回目。自分だけの夢を追い求めることを決めた森。残された日々は少しだけ。6人は6人だけの夜を求めて、札幌の街に飛び出したーー。

 森且行はなぜ一度、ジャニーズアイドルになることを選んだのか。

 その答えはシンプルである。

「尊敬している人:近藤真彦」

 父親の影響でずっとオートレーサーに憧れていた森少年は、中学の時点ですでに長身になってしまったことから、身長が170センチまでとされていた当時の受験資格をクリアできず、レーサーの道を一度諦めている。

 そんな彼が同時に好きだったのが、ジャニーズの近藤真彦だ。

 憧れを抱いたのは小学6年生ぐらいからだという。

 森が小学6年生になる頃、近藤真彦は現役アイドルのまま、レーシングドライバーとしても活動し始めていた。

 スケートボーイズ時代、森は登場2回目の雑誌インタビューでこう答えている。

「将来は歌やドラマでガンバリたいし、マッチさんみたいにカー・レースとかに出てみたい!」

 森の夢は最初からずっと、何も変わっていなかったのだ。

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SMAPとそのファンの物語—あの頃の未来に私たちは立ってはいないけど

乗田綾子

転校を繰り返し、不登校にもなってしまった。思い焦がれた上京は、失敗した。願ったとおりの現実を生きるのは、難しい。だけど――。小学校低学年から30歳に至るまで、とある女性の人生にずっと寄り添っていたのは、親でも彼氏でもなくアイドルだった...もっと読む

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コメント

drifter_2181 【 #森くんと21年ぶりの共演 記念】 #森くん はなぜ一度、アイドルになることを選んだのか 「 もしもし中居だけども、5秒前、4、3、2、1」 3年弱前 replyretweetfavorite

abgk 最高の夜じゃん。 約3年前 replyretweetfavorite

bear_yoshi ドラマみたいな脱出。 /  約3年前 replyretweetfavorite

thedeepnightsky このエピ何度読んでもドラマのよう 約3年前 replyretweetfavorite