足りていますか?「時間」と「質」の睡眠チェック法

「よりよい睡眠を取るための活動=眠活」によって、脳と体をリフレッシュさせれば、「集中力」「生産性」は大幅に改善します。好評発売中の書籍『仕事が冴える「眠活法」』より、忙しい人でもムリなく行える「眠活」を紹介! 今回は誰でも簡単に睡眠の状態を確認できる「睡眠セルフチェック」の方法をご紹介します。

睡眠不足による経済損失は3兆円超!

眠る時間が多少短くてもその分、熟睡すればいいのでは、と思っていませんか?

短時間睡眠を推奨する人もいますが、私はおすすめしません。

十分な睡眠が取れていないと、たとえ長時間起きていられたとしても、集中力が低下したり、居眠りをしたりして、仕事のパフォーマンスが落ちてしまいます。

日本のGDP(国内総生産)は2010年に中国に抜かれるまで、世界第2位でした。国際的に見ても、経済大国という位置づけです。

ところが、GDPを日本人の労働人口で割ると、それほど高い数字にはなりません。

それどころか、日本人の労働時間は突出して長いため、1時間当たりの生産力に換算すると、驚くことにドイツやフランスの60%程度で、先進国の中で最下位になってしまうのです。

これを具体的なモノ作りに換算してみましょう。1時間でヨーロッパの人が50個ぐらい作れるとすると、日本人はその60%、つまり30個ぐらいしか作れていないことになります。

器用でまじめといわれる日本人なのに、この生産性の低さには驚いてしまいます。

日本人の生産性の低さに「睡眠」が関わっていることを示す興味深い研究報告があります。

内山真先生(日本大学医学部精神医学系主任教授)がある企業の約3000人を調査したところ、3人に1人が睡眠に問題ありという結果になりました。

社員の中には月に5日就業中に居眠りをしたり、遅刻や欠勤をしていたりする人もいました。この調査の結果、睡眠不足によって仕事の効率が40%ダウンしているということがわかりました。

睡眠不足によって集中力が落ち、本来は1時間で終わる仕事を1時間半かけていたり、ケアレスミスで仕事をやり直したり、そういったことによって起きた損失額を換算すると年間3兆665億円もの経済的損失になるということです。

日本は睡眠不足によってこんなにも〝損〟をしているのです。

あなたは睡眠不足?──「時間」のチェック

経済損失という数字に置き換えたことで、「睡眠不足」がいかに仕事のパフォーマンスを下げているのかをわかっていただけたのではないでしょうか。

そうなると、「自分の睡眠時間が足りているかどうか」が気になってきますよね。

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仕事が冴える「眠活法」

中村真樹

「朝起きるのがつらい…」「昼食を食べた後の眠気が…」「疲れているのに眠れない…」そんな睡眠の悩みをすっきり解消させる方法を、睡眠専門クリニックの院長を務める中村真樹先生が紹介! 気軽にできるのに、効果抜群。仕事の生産性を上げる「睡眠の...もっと読む

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