◆ソクラテス以前の哲学者たち
西洋哲学というと、「ソクラテス、プラトン、アリストテレス」のBIGスリーがものすごく有名ですが、もちろん、彼ら以前にも哲学者はいました。その哲学者たちは、よくまとめて「ソクラテス以前の哲学者たち」という名称で説明されることが多いのですが、その彼らの哲学にはひとつの共通点があります。それは、「万物の根源(アルケー)は○○だ」という形式で、世界の謎に挑んだことです。
ちょっと想像の翼を広げて自分が原始時代に生まれた状況を思い浮かべてください。その時代でも現代と同じように、太陽が昇り、雨が降り、草木は生い茂るわけですが、もしあなたが原始時代生まれで何の予備知識もなくこの風景をみたとしたら、とても不思議に思えるのではないでしょうか?
「この世界は、いったい何なんだ!?
何を根源(原理)にして、こんなふうに世界は動いているんだろう?」
この不思議さを想像できたとしたら、歴史上一番最初の学問(哲学)が、「万物の根源って、○○じゃないのかな?」という思索から 始まったことも納得できるのではないかと思います。
本作「てつがくフレンズ」では、この「ソクラテス以前の哲学者たち」も数多く登場しますが、以下にその一部のキャラを紹介していきたいと思います。
◆アルケー四姉妹
本作では、「万物の根源(アルケー)は〇〇だ」と主張した代表的な哲学者をあつめて、
「アルケー四姉妹」というグループを作りました。
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