国鉄 vs JR

第32回】
Suicaの商機を逸したJR
消費者データは宝の持ち腐れ

米アップルは2016年10月、日本で「アップルペイ」サービスを開始。iPhone7にJR東日本のICカード乗車券「Suica」を取り込んで、電車の乗降や買い物をキャッシュレスでできるようにした。

世界のアップルもSuicaを無視できないのは、電子マネー業界のモンスター的な存在だからだ。発行枚数は6346万枚(JR西日本などのICカード乗車券は含まない)。うち97%が電子マネーの機能を持つ。

 そんなSuicaには、電車の乗降記録のみならず、顧客の購買記録などの利用状況を解析し、がっぽり稼ぐ「壮大な事業戦略」があるに違いない──。そう考えてJR東日本を取材すると、肩透かしを食らった。

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1987年、負債37兆円を抱えて日本国有鉄道は崩壊した。代わって誕生したJR7社は自律的な経営へ転じ、利益追求主義へとかじを切った。それから30年。7社の明暗はくっきりと分かれ、負け組企業には存続の危機が迫る。分割民営化の「ひずみ」が...もっと読む

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