口元がだらしないのがいいとおもうの。
−彼女は布団のうえの如来?−

【第23回】男子の万年床にはいろんな感情と記憶がうずもれている。あんなこともこんなこともあるでしょう。ところで、そこで繰り広げられる最高に恐ろしく神々しい行為があるとしたら? やっぱり女の子がらみ、ですよね。

笑いながら、同時になにかを食べているから、口からぽろぽろと食べものが落ちてしまう女子がいて。そんなもん許されるとおもうなよ、なんておもうけれど。一方で、 しかしそれがどうしようもなく愛おしくおもえてしまうときもあって、そういうどっちつかずの自分がわからなくて混乱してしまうときがある。

そういやいつだか、ぼくの布団のうえで納豆を食べている女子がいた。あれはなんていうか、それまでの自分の常識を覆すようなシーンだった。布団のうえで納豆を食べる、という光景はとても恐ろしいものだった。それは、納豆という食べものを寝る場所で食べるなんて......みたいなことではなくて。そういう発想がぼくにはなかった。

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marekingu #スマートニュース 約3年前 replyretweetfavorite