合コンの自己紹介は「ポジティブ3対ネガティブ1」
合コンやパーティでも必須の「自己紹介」や、初対面ではなくても自分のプライベートなプロフィールを相手に知らせたいとき、また相手に好感をもたれるために自己アピールをしたいという場面でどうすればいいのかを知っておきましょう。
ここで一番大事なのは、ポジティブな内容とネガティブな内容を3対1にすること。
これはロサダの法則と言われるものです。これはアメリカの心理学者マーシャル・ロサダが企業内のチームを対象にした調査を行った結果、もっとも生産性が上がり、顧客満足度が高いチームの「ポジティブ要素とネガティブ要素」は6対1だったことが基本になっています。さらに、一般の人が日常的に自らのパフォーマンスを高めるためには、ポジティブな感情が3、ネガティブな感情が1の比率をキープすることがもっとも効果的だ、ということもわかりました。
これは、上司が部下の力を発揮させたい、伸ばしたい、と思うときには「褒める(ポジティブ)3、𠮟る(ネガティブ)1」がもっとも有効だということです。教師が生徒を指導する場合も同様です。
「ポジティブ3、ネガティブ1」は「幸せの黄金比」とも呼ばれ、個人の人生においてもこのバランスを保っていることが、もっとも満足度、幸福度が高い状態であるとされます。
この法則は、さまざまな場面で応用が可能で、自己紹介・自己アピールでも同様です。相手にもっとも好感を与えられて、しかも自分自身にとってもムリがないのは、「ポジティブ3、ネガティブ1」の内容であること。
「ダメンズにフラれた話、彼氏いない歴の長さ、職場でババアあつかいされている話」などをどっさり盛り込んだ自己紹介は、どんなにラフな合コンでも最悪です。
まずみんなに大ウケして、それから「つらい経験も笑いに変えられる女性っていいなー」と、誰かが言ってくれることを狙った「自虐ネタ」でしょうが、100%逆効果なので、絶対にやめましょう。
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