大人のためのボーカロイド入門

第3回】ボカロP・小林オニキスさんインタビュー1~最初の曲は昭和歌謡みたいでした~

『ボカロP生活』から、ボカロP・小林オニキスさんのインタビューを公開します。代表曲『サイハテ』は240万回再生を超える人気を誇るオニキスさん。作詞・作曲・イラスト・動画を手掛け、週刊アスキーでコラムを連載するなどマルチな活躍を見せる文化人的存在です。そんな彼がボカロ界を語る!


ギターを弾けるようになる前に曲ができた

—はじめに、小林オニキスさんの音楽遍歴を教えてください。

 聴くほうは小学生くらいからでしたね。父親が車の中でラジオを聴いていてそこで流れる音楽をよく聴いていました。あとは、子ども向けのテレビ番組の中でジングル的に使われている洋楽みたいなものを聴いて「これは誰の曲なんだろう」と気になっていて、それが「ビートルズの曲だ!」と気づいてから、そういった音楽にさらに耳を傾けるようになりましたね。

—音楽をやろうとしたきっかけは?

 高校に入る前までは、音楽をやる人は特殊な能力の持ち主の方ばかりだと思っていたんです。なので、音楽は聴くもんだと思っていて、やるもんだと思わなかったんですよ。
 でも、高校に入ってから、ふと「なんかやれそうだな」と思ってエレキギターを買ったんです。

—軽音部に入られたんですか?

 いえ、高校の時には軽音部とかがなかったんですよ。周りの友だちにもそういうことをしている人がいなくて……。僕は三重県出身なんですが、僕が生まれ育ったところは、近くに楽器屋とかがまずないんですよ。
 なので通販でギターを買いました。それでギターを練習していたんですが、ギターをきちんと弾けるようになる前に、オリジナルの楽曲を作り始めちゃったんですよ。

—それは歌いながら適当に?

 そうですね。コードとかもよくわからないけど、なんか鼻歌的なもので出るようになってきて。

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右肩上がりで成長を続けるボーカロイド市場。「初音ミク」「ボーカロイド(ボカロ)」という単語は聞いたことがあるけれど、実際のところいったい何なの?という方に、ボーカロイド業界の基礎知識を紹介する連載です。(月木更新)

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PHPcomix cakes(ケイクス)|連載更新されました!『大人のためのボーカロイド入門 5年以上前 replyretweetfavorite