山田純(クアルコム日本法人)vol.1 当たるかわからない技術に賭ける企業は、生き残る

ファンドマネージャーの藤野英人氏がイケてる日本の経営者にインタビューする対談シリーズ。今回のゲストは、携帯電話関連の通信技術開発のリーディングカンパニーであるクアルコムの日本法人社長を務めていた、山田純さんです。世界的な企業の日本法人社長にたどり着くまでには、適応障害にハローワーク通いと紆余曲折があったようで……。第1回は学生時代から、松下通信工業の社員時代までをおうかがいします。

みんな、人の話を聞いてない! たった1つの気づきで適応障害を克服した

藤野 まずは大学時代に遡ってお話をうかがいたいのですが、山田さんはどんな学生だったんですか?

山田 ごく普通の大学生でしたね。しかも、入学して2年くらい、適応障害みたいなものを起こしていました。

藤野 そうだったんですか! やる気がでないとか、そういう感じだったのでしょうか。

山田 気分がすぐれない、朝は起きられない、でも体調が悪いわけではない。休学するほどひどくはなかったので、ぐずぐずと登校し続けていました。友だちもできるのですが、なんだかうまくコミュニケーションできないなと感じていました。そんな状態が2年近く続いた頃、急に原因がわかったんです。

藤野 おお、それはなんだったのでしょう。

山田 コミュニケーションのスタイルが、地元の福島と東京であまりにも違うということに気づいたんです。端的に言うと、誰も相手の話なんか聞いてない、だけどそれでいいんだ、ということ(笑)。
 僕の生まれ故郷の福島のコミュニケーションは、まずとてもゆっくりしています。そして、相手のしゃべったことを聞いて、内容を理解してから、話すことを考えて口に出すのが普通です。ところが、東京でそれをやると、どうもうまくいかないんです。

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イケてる経営者が日本を救う

藤野英人

日本株ファンドの「ひふみ投信」で抜群の成績を残しているファンドマネージャー藤野英人氏がイケてる日本企業の経営者にインタビューし、投資家の目線で成長の秘密をひもといていく対談連載。50歳未満の「アニキ編」と50歳以上の「オヤジ編」の2編...もっと読む

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コメント

a_fukuson これ、めっちゃ感じた。東京に来てみると、会話が早すぎて着いていけなかった。もっとゆっくりした会話できないのか、って悩んでた。たぶん、地元に居た時に比べて会話のスピードって上がった気がする。 https://t.co/R3xVOGBz9x 5年以上前 replyretweetfavorite

yaiask @masanork こちらこそありがとうございます! おかげで多くの方に興味を持っていただけました。よかったら、第1回 https://t.co/fV3y7Xb8Cz(14:18まで無料)第2回 https://t.co/kVtiAUs9bC (14:19まで無料)もどうぞ! 5年以上前 replyretweetfavorite

sadaaki 藤野さん @fu4 の経営者対談、今回からクアルコム ジャパンの山田社長のシリーズです。まずは昔の家電業界のお話から。 vol.1 当たるかわからない技術に賭ける企業は、生き残る。| 5年以上前 replyretweetfavorite

yaiask 13:43まで無料。新刊も好評な投資家・藤野英人さん @fu4の対談は、新シリーズ!昔の松下電器に入社したくなります(笑)→ 5年以上前 replyretweetfavorite