てつがくフレンズ そのⅠ ソクラテス

はじめまして、ゆるふわ萌え萌え哲学マンガ「てつがくフレンズ」の原作者の飲茶です。
このたび、哲学の面白さを伝えるため、古今東西の哲学者をみな美少女化して漫画にするという手法を考えてみました。しかも4コマ漫画です。
 おそらく、とっつきにくい本物の哲学書と違って簡単にスッと読み通せると思いますが、最後まで読んでもらえれば、「なるほど、哲学ってそういうことを考える学問だったのか!」とハッとわかる作りになっていると自負しています。具体的な中身は本書を読んでいただくとして、本記事では、元になった実在の哲学者たちを、美少女化したキャラクターと対比させつつ紹介していきたいと思います。少しでも哲学者が身近に感じてもらえれば幸いです。

◆真理の追究者ソクラテス
生没年:B.C.470頃?~B.C.399
出身地:ギリシャ

 ソクラテスは、「哲学者の代名詞」と言われるほど有名な古代ギリシャの哲学者です。
若い頃のソクラテスは、「万物の根源は回転だ!」と唱えたアナクサゴラスの哲学を学んでいたようですが、その内容に失望してしまいます。なぜなら、「ヌースという知性が、回転を生み出して世界を作った」というアナクサゴラスの説をいくら突き詰めても、「人間はどう生きるべきか?」を知ることにつながらないからです。  
 そこで、ソクラテスは自ら哲学を行うようになり、「真理を探究すること」を目指すようになります。ここでいう真理とは、「絶対的に正しいこと」「絶対的に善いこと」のことです。もし、そうしたものが見つかれば、人間がどう生きれば良いかわかりますよね。  
 ソクラテスは、そうした真理を「みんなで対話して見つけだそう!」と街中で叫んで、次々と若者たちを虜にして哲学の世界に巻き込んでいきます。(現代で言えば、「みんなで正義を見つけだそう!」と叫んで、次々と学生たちを虜にしたサンデル教授みたいな感じでしょうか)  
 しかし、結局、それが政治家たちの嫉妬をかうことになり、ソクラテスは「若者を堕落させた罪」という容疑をかけられて死刑を宣告されてしまいます。このとき、弟子たちの手引きにより脱獄が可能だったようですが、ソクラテスは「悪法も法である」と述べて自ら毒を飲み干して死んでしまうのでした。

◆『てつがくフレンズ』のソクラテスちゃん


本作の主人公は、ソクラテスちゃんで、真理を求めて謎の学校「フィロソフィー学園」にやってきたところから物語が始まります。  
 史実のソクラテスが、「真理を探究するためには妥協を許さない(毒を飲んで死ぬことすらいとわない)」という情熱的な性格だったので、本作のソクラテスちゃんも熱血系の性格にしました。  
 もっとも、熱血すぎて、相手が先入観まみれのいい加減なことをいうと、ついつい殴りかかってしまうという欠点もありますが……。  
 そんなソクラテスちゃんが、本作でどのような真理を見つけるか楽しみにしていてください。

『てつがくフレンズ』たちが繰り広げる、わーたのしー! すっごーい!な学園生活! 漫画を楽しく読み進めるうちに哲学者たちの思想の本質が分かってしまうかもしれない?かつてない哲学コミックが誕生!

てつがくフレンズ 女の子の姿になった哲学者たちの哲学学園

飲茶,.,MAKO.,スタジオ・ハードデラックス
PHP研究所
2017-09-16

この連載について

女子の姿になった哲学者=てつがくフレンズ

MAKO. /飲茶

哲学の面白さを伝えるため、古今東西の哲学者を美少女化した4コマ漫画『てつがくフレンズ』(PHP研究所刊)を9月20日に上梓した哲学書作家・飲茶氏が、元になった実在の哲学者たちを、美少女化したキャラクターと対比させつつ紹介していきます。...もっと読む

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コメント

paixdeslilas 頼っちゃおうかしら。 https://t.co/KEc5Xdt0TC 3年弱前 replyretweetfavorite

yamcha789 CAKESで『てつがくフレンズ』の連載記事はじまりました! あと、電子書籍版も今日から配信開始です! |女子の姿になった哲学者= 約3年前 replyretweetfavorite