味噌汁は顆粒の出汁の素も使う
家庭料理で主婦が手を抜くことは悪いこととされてきましたよね。
しかし、美味しければ工夫次第で、手を抜けるところは抜いてもいいじゃないか、という風潮を日本に定着させたのは小林カツ代さんだと思います。
カツ代さんは料理研究家として働きながら二人の子供を育てる中で、時短のアイデア調理法をたくさん生み出しました。
カツ代さんがテレビで時短調理法を普及させたおかげで、「これでもいいんだ」と、胸をなでおろした主婦が多かったといいます。そのカツ代さんが言い続けていたのは、「味噌汁だけは手間暇かけて作りましょう」ということでした。出汁をちきんととると家中に食欲をそそる香りが広がって、家庭が暖かくなるからです。
出汁は和食の基本ですが、僕はまかないでは顆粒の出汁の素や出汁入り味噌も使います。
自作の「万能出汁」を使うこともありますが、用意していないときは、インスタント出汁もどんどん使ってしまいます。
母親が顆粒出汁ばかり使っていたために、子供が本物の出汁の味を知らずに育つというのは問題だと思います。
しかし、まかないは時短が大きなテーマですから、それで美味しければ問題ないのです。この辺は仕事場の食事であるまかないが、主婦の家庭料理と違うところですね。
男の日常の料理は、家庭料理とまかない料理の両方をうまく使い分ければいいのではないかと思います。
日々のおかずは楽に美味しく
青背の魚(サンマ、サバ、アジ、イワシ)は安くて美味しいし身体にもいいので、よく食卓に上がります。サバは味噌煮にもしますけど、簡単にできてごはんも進みますからやっぱり焼きサバが人気ですね。紅鮭も焼くだけで美味しいからよく登場します。
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