こんにゃく、アボカド、厚揚げ。ぜ〜んぶぬか漬けになるんです。

ぬか床の本当の楽しみは、思いもよらない味に出合えること。別にルールはないので、なんでも試しに漬けてみる。菌という生き物が作り出すワンダーランド。今回は、おすすめぬか漬け、ベスト5をご紹介します。
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なんでも漬けてみる!

 みなさまこんにちは。冷暖房がないせいか、はたまたトシのせいか、季節の変わり目に年々敏感になるイナガキです。というわけでさっそくおやつが焼き芋になっております。

 さて本日も、引き続き(しつこく)ぬか漬けの話題。

 ぬか漬けやろうヨ楽しいヨと、以前はぬかをどこで買うかも知らなかったくせに(ちなみに米屋さんはもちろんスーパーでも売ってます。あまりに安くてびっくりしますよ!)今や手のひらを返したようにヌカヌカヌカヌカ言いまくっている私でありますが、やはり世間様はそれほど甘くはありません。私があまりに熱く語るのでみなさま一応「ふーん」と聞いてはくださいますが、心の扉がどこかでシャットダウンされているのがなんとなく伝わってきます。つまりは、ああ絶対にやらないだろうなーと・・。

 で、その理由の一つが「管理が大変」というイメージなのではないかと。毎日混ぜるなんてとても無理だと……。
 しかーし、決してそんなことはないのです。ぬか床さまは多少のサボりは見逃してくださるということを一生懸命お伝えいたしました。
 さらに、ぬか漬けを食材のひとつと考えると、もっとぬか漬けが身近な日常のものになるのではということも力説させていただきました。

 ただ、それだけではまだ実際にみなさまの背中を押すにはどうもパンチ不足な気がするのです。というわけで今回は、別の方向から攻めてみたいと思います。

 ぬか漬けをやってみようという人がどうにも広がらない理由の一つは、どんな野菜をつけていいのかがよく分からないということが実は大きいのではないでしょうか。というか、定番の「ナス、キュウリ」の印象が強すぎて、それ以外の食材を漬けるというイメージが持ちにくいということがあるのではないでしょうか。
 つまりは一生懸命ぬか床をキープしたところで、出来上がるのは毎度毎度キュウリとナスのぬか漬け……というのでは、さすがにちょっと盛り下がります。手間の割に得るものがどうにも少ない感じ。となると「よし、やってみるか!」というモチベーションとしてはどうにも弱いのではないかと想像いたします。

 で、それはあまりにももったいない!

 というのも、本当にありとあらゆるものがぬか漬けになるのです。
 で、素材の味や食感によって、ワンパターンどころか想像もつかないバリエーションの食べ物ができてしまう。単なる塩漬けと違って、あの独特の複雑な酸味とスパイシーな香りが加わって「オオオッ」とうなる仕上がりが続出なんですホント!
 これぞ、菌という生き物が作り出すワンダーランド。どんな名シェフがあれこれと複雑な調味料を組み合わせても作り出せない世界かと思われます。
 そう、ただ野菜やら何やらをつけ込んでおくだけで、私が寝たり風呂に入ったり本を読んだりしている間に黙々とおかずを作ってくださる菌サマたち。給料くれとも休みくれとも言わない。となれば、1日1回混ぜてあげることくらい喜んでやりますとも! と言わずにおれましょうか。(と言いつつ時々さぼってますが……)

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稲垣えみ子

アフロで無職で独身の、稲垣えみ子53歳。朝日新聞退社後、激変したのは食生活。メシ、汁、漬物を基本に作る毎日のごはんは、超低予算ながら、本人はいたって満足。冷蔵庫なし、ガスコンロは一口、それでもできる献立とは!? レシピ本不要、作り置き...もっと読む

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コメント

cellulito  今日アボカド買って帰ってぬか漬けにしよう 3年弱前 replyretweetfavorite