ゾンビ10番勝負

これもゾンビですか!?

近年、ゾンビをテーマにした書籍が多く出版されています。ゾンビ自体の面白さ、ゾンビを考えることの面白さとは何なのでしょう。話題書『新世紀ゾンビ論』と『ゾンビ学』の著者による連載4回目のテーマは「これもゾンビですか!?」。多様化する現代のコンテンツには、ゾンビは出てこないがゾンビっぽい作品といえるものが存在します。作品紹介とともに、物語の構造や社会との関係から、その内奥を探ります。

これはゾンビではない 藤田直哉

ゾンビ作品と共通の物語構造

日本のオタクを歓喜させた映画『パシフィック・リム』を監督したギレルモ・デル・トロが、ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞した。オタク的な感性を持ったギークな監督が、栄誉ある映画の賞を受賞するとは、実にめでたいことである。

「これもゾンビじゃね?」と提案したいのは、その『パシフィック・リム』である。海から出てくる「KAIJYU」相手に、巨大ロボットに乗り込んで戦うこの作品がゾンビ作品のわけないじゃないか。そりゃそうです。その通りです。ゾンビなんか出てきません。分かってます。

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ゾンビ10番勝負

岡本健 /藤田直哉

近年、ゾンビをテーマにした学術的な書籍が世界で多く出版されているのをご存知でしょうか。そんな中、2017年春、日本で『新世紀ゾンビ論』、『ゾンビ学』という本格的なゾンビ研究の始まりを告げる本が相次いで刊行されました。ゾンビの面白さ、そ...もっと読む

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jimbunshoin 藤田直哉×岡本健「ゾンビ10番勝負」第4回が更新されました。今回のテーマは「 2ヶ月前 replyretweetfavorite